📖店長ブログ
南アルプスで2019年製の日立縦型洗濯機ビートウォッシュBW-V80Cを分解クリーニングしました。洗濯すると洗濯物にワカメのようなカスが付着するようになり困っていたとのことです。
↑分解 動作確認して止水。電源プラグ、アース、給水管を外します。
↑型式 BW-V80C 2019年製
↑後方左右の隠し蓋を開けロングボルトを外します。プラスドライバーだとミゾをナメる場合があるので7㍉6角ベクトルナットドライバーを使います。これは以外と大事で安易に電ドラを使ってしまう人が多いですが ロングボルトは穴の底にあるのでミゾをナメたらそこで作業は終わってしまいます。
↑操作パネルの隠しビスを2箇所外し 内側の固定ビス5箇所取ります。
↑柔軟剤投入ケースに繋がるゴムダクトのスチールバンドを緩め 洗濯槽カバーと縁を切ると上部パネルを後方に大きく立ち上げできます。閉まらぬよう特注支持ステーで固定しておきます。つづいて洗濯槽カバー周囲のビス6箇所取り 洗濯槽カバーを外します。
↑パルセーターを外します。まず真ん中の固定ネジとギザワッシャーを取ります。パルセーターをつかむところがないのでCフックスクリューネジを穴に軽くねじ込んでそこに指を掛け引き揚げます。裏側にワッシャーがあるので無くさないよう保管します。
↑脱水槽の38㍉6角フランジナットをハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。6角フランジナットはものすごくキツく固定されています。外すときとつける時にとても高い金属音がするので 事前にお客様にお伝えしておきました。
↑脱水槽ドラムが軸に固着していたのでギアプーラー(100㍉の3本爪)で引き揚げ抜き出しました。
↑洗濯槽の汚れ 水垢、カビ、洗剤カスなどが付着しています。
↑脱水槽ドラムの汚れ
↑脱水槽ほかのクリーニング後です。分解した部品を浴室の洗い場で洗浄する業者さんが多いですが 浴室を使われることを嫌うお客様もいますので当店は屋外で洗浄しています。雨が降ったらカッパを着て屋外でクリーニングします。
↑パルセーター裏のクリーニング後です。
↑洗濯槽のクリーニング後です。
【あとがき】洗濯槽や脱水槽は水垢、カビ、洗剤カスなどで汚れ洗濯中にそれらが剥がれ洗濯物に付着するようになります。エアコンと同じように定期的な分解クリーニングをお勧めします。
ビートウォッシュは分解組立の簡単なタイプと複雑なタイプがあります。今日のようなVシリーズは一般の縦型洗濯機と変わらない分解組立なので当店はビートウォッシュの代金加算はしていません。2時間で作業終了しました。「日立製は特別」だと理由のつかない追加費用をとるフランチャイズがありますので騙されないよう注意しましょう。
笛吹市で壁掛エアコン5台、室外機5台の分解クリーニングをしました。キッチンに近いエアコンは強く油が付着しそこにホコリやカビが付いていましたのでその状況をアップしました。3年くらい前に知り合いの業者にクリーニングを頼んだとのことでしたが。
↑外せるパーツを外してからエアコン周囲をマスカーと養生ポリシートで養生し高圧洗浄します。
↑型式 三菱霧ヶ峰 2013年製 MSZ-GV283 冷房能力2.8kW
↑分解したパーツ 本体カバー天面やフィルターが厳しく汚れています。
↑吹き出し口、送風ファンの汚れ カビが強く付着しています。3年前にクリーニングした業者さんはきちんと高圧洗浄したのでしょうか?
↑クリーニング後のパーツです。キレイになりました。
↑吹き出し口、送風ファンのクリーニング後です。カビが一掃され気持ちいいです。
【あとがき】
同じご家庭でノーマルエアコンの室内機5台、室外機5台、防虫キャップ5台の作業でした。朝から夕方近くまで長時間の滞在になりました。
明日は少し遠方で片道50kmの南部町での作業を予定しています。
甲斐市で2021年製 三菱霧ヶ峰のお掃除機能付きエアコンMSZ-ZW6321Sと他1台を分解クリーニングしました。
↑リビングのエアコンは左壁ピッタリに設置されています。サイドパネルを外す時に少し外しづらい設置状況でした。
↑型式 三菱霧ヶ峰 2021年製 MSZ-ZW6321S
↑分解 フロントパネル、ダストボックス、フィルター、フィルターカセット、ルーバー、ムーヴアイパネル、受光部カバーパネル、サイドパネル、お掃除ユニットなど外し養生をしてから高圧洗浄します。
↑吹き出し口、送風ファンの汚れ
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。
↑汚水 高圧洗浄して回収した洗浄水はカビ、ホコリ、雑菌などで黒く汚れています。
【あとがき】
三菱霧ヶ峰エアコンは分解組立が簡単なので1台の作業時間は1時間20分程度で終わりました。
甲州市のご家庭で2013年製 東芝の縦型洗濯機AW-GH80VLを分解クリーニングしました。分解していくとかなり強く汚れが付着していましたが高圧洗浄などでキレイになりました。
↑動作確認後、止水し給水管、電源プラグ、アースを外します。この洗濯機の給水管の接続部と止水ツマミは珍しい仕様でした。写真のように洗濯機のかさあげ台付ドレンパンの低いところにあります。
↑型式 東芝 AW-GH80VL 2013年製 洗濯容量8.0kg
↑分解 本体を洗濯パンから出し 洗濯機本体背面のビス2箇所外すと上部パネルを少しだけ後方に立ち上げできます。奥のゴムダクト2箇所のスチールバンドを緩め洗濯槽カバーと縁を切ります。右奥の配線が張っているので背板の固定ビス6箇所外し背板を外します。張っている配線の矢じりインシュロックを数箇所外して配線に余裕を持たせると写真のように上部パネルを後方に立ち上げできるようになります。つづいて上部パネルが閉まらぬよう特注支持ステーで固定します。
つぎに洗濯槽カバー周囲の固定ビスを外し 爪を解除すると洗濯槽カバーを外すことができます。
↑洗濯槽カバーを外しました。
↑洗濯槽カバーの裏側の汚れ
↑パルセーター裏の汚れ
↑脱水槽ドラムを固定している10㍉6角ボルトを4本外します。通常はTレンチで外しますがスチール製のボルトの6角の角が取れていて引っ掛かりませんでした。この6角ボルトは鉄製なので必ず錆びます。メーカーはなぜステンレス製にしないのか疑問です。コストの問題でしょうか? ボルトの角がナメている場合に対応できるギアレンチがあり無事外すことができました。
↑BoltexのSAKURAギアレンチ 6角ボルトの角がとれて丸くなっていても大丈夫です。片方のヘッドがフレキシブルに動くので狭くても都合がいいです。洗濯機クリーニングする業者さんは持っていると役に立ちますよ。
↑脱水槽ドラムの抜き出し 軸が固着していて手で引き揚げ出来なかったのでギアプーラーを使い脱水槽ドラムを抜き出しました。
↑脱水槽ドラムの汚れ 脱水槽ドラム全体にカビ、洗剤カス、水垢などが付着しています。これらが洗濯中に剥がれ洗濯物に付着します。
↑洗濯槽の汚れ 水垢、洗剤カス、カビ、繊維くずなどが付着しヌメリがあります。
↑脱水槽ドラムのクリーニング後です。ステンレスの輝きでピカピカに戻りました。
↑脱水槽ドラム内側のクリーニング後です。
↑パルセーター、洗濯槽カバーのクリーニング後です。
↑洗濯槽のクリーニング後です。
↑洗濯パン、排水口のクリーニング前 ↑洗濯パン、排水口のクリーニング後です。
【あとがき】
洗濯機もエアコンと同じように使用していれば必ず汚れます。洗剤の量は標準量を守って使った方がいいです。多くいれると洗濯物がより綺麗になると思いがちですがそうではありません。溶けきらなかった洗剤が洗濯機内に残りそれを餌にカビが生えます。
数年に一度の定期的な分解クリーニングをお勧めします。
南アルプス市で2020年製の日立ビートウォッシュBW-DX100Fを分解クリーニングしました。乾燥機能付きで洗剤自動投入タンクが奥側に設置されています。
↑動作確認後、止水し 給水ホース、電源プラグ、アースを取ります。他に洗剤自動投入タンクを外します。
↑型式 BW-DX100F 2020年製 洗濯容量10kg
↑ガラストップの上蓋を外すため内側のパネルカバーの隠しビス2箇所の蓋を開けビス取ります。つぎに配線、コネクターを隠している小さなパネルカバーの隠しビスを外します。そして上蓋の左右根本のカバーパネルをケレンなどでこじって外しビスを4本外します。
↑中央の配線の隠し蓋を開けてコネクターを2箇所抜きます。
↑上蓋を外しました。 乾燥フィルターの隠しビスを1箇所外します。上部パネルを固定する手前両側面のシールで隠されているビスを外し後方左右のビスを外すと上部パネルが外せます。
上部パネル左内側に這っている配線をフックから外し 配線に少し余裕を持たせてから上部パネルを洗濯機の左サイドに仮置きすれば配線は取らなくて済みます。
↑上部パネルを外しました。電線はつながったまま洗濯機左サイドに仮置きしています。手前の黒いパネルを固定しているビス5箇所外し上部パネルを取ります。他に奥のユニットの固定ビス4箇所外します。
↑水位センサーのパイプを外します。大小ゴムダクト6箇所のスチールバンドを外し内蓋と縁を切ります。内蓋周囲の固定ビスを外し内蓋を外します。
↑内蓋を外しました。つづいてパルセーターを外します。このパルセーターの固定ビスが固着していてドライバーや底トルクの電ドラではビスが回りませんでした。幸い建設会社様でしたので高トルクの電ドラがありそれを借りたら簡単に外せました。
↑上蓋ほか外したパーツの一部です。
↑脱水槽ドラムの38㍉6角固定金具を専用工具(ハンマーレスフランジナット回し)で緩め外します。
↑脱水槽の固定金具やワッシャー
↑洗濯槽の状況
↑脱水槽のクリーニング後です
↑パルセーター、内蓋等のクリーニング後です
↑内蓋の裏側にある乾燥機能用の細長い黒いパーツは白いパーツを外すとL形の爪を破損しないで容易に外せます。
↑洗濯槽のクリーニング後です
↑元のように組立
【あとがき】
ビートウォッシュDXシリーズ(洗剤自動投入タンクがあるタイプ)でも洗濯容量12kgのものは洗剤自動投入タンクが手前にあります。オレンジ色の洗剤手動投入口も左手前にあり分解組立がより複雑になっています。