📖店長ブログ
甲府市で2002年製 ダイキンの天井埋込型エアコン2方向 F50AGVを分解クリーニングしました。2002年製で21年前の古い機種です。エアコン風がカビ臭くなったとのことでクリーニングご依頼いただきました。
↑リビングのエアコンです。
↑型式 ダイキンF50AGV 2002年製 冷房能力5.0kw(16畳用)
↑動作確認後、ブレーカーを落とし吸込みグリル、フィルターを外します。本体パネルに繋がる配線、コネクターを基盤から外し本体パネルを外します。
↑本体パネルを外しました。4箇所のネジと1箇所の落下防止ストッパーがあります。4箇所のネジの内、2箇所はだるま穴なのでネジは完全に取らず残しておきます(本体パネルを取り付ける時にひとり作業でも取付しやすいので)
↑発砲スチロール製のドレンパンを外します。ネジ4箇所で固定されています。結露水が溜まっているので水平を保ちながら下に降ろします。
↑ドレンパンを外しました。吹き出し口は2方向なので送風ファンは2つあります。
↑吹き出し口、送風ファンです。 カビが全体に付着していますのでエアコン風がカビ臭い原因です。
↑養生 電装部をタオルとマスカーで養生しエアコン全体を養生カバーで覆い高圧洗浄します。近くのソファーも飛沫がかからないように養生ポリシートで覆います。
↑高圧洗浄後の送風ファンです。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した洗浄水は真っ黒でした。カビ、雑菌、ホコリなどが含まれています。エアコンを洗浄した洗剤水は 高アルカリ性ですので自宅に持ち帰り中和させて廃棄しました。
【あとがき】
こちらのご家庭も室内犬がいるので年間を通してエアコンを使用しているとのことでした。エアコンにカビはどうしても付着してしまいますので定期的な分解クリーニングをお勧めします。
明日は富士河口湖町でお掃除機能付きエアコンクリーニングのお客様とビートウォッシュクリーニングのお客様を予定しています。
9/5追記 【翌日不具合が発生しました】
作業の翌日、お客様から冷房が冷えないとの連絡をいただきました。エアコンが冷えない原因として考えられるのはコンプレッサーの故障か冷媒(エアコンガス)漏れなどです。すぐにメーカーの修理相談窓口に連絡しお客様と訪問調査日時を決めてもらいました。
9/5に調査してもらったところ室内機の熱交換器の一部からエアコンガスが漏れていることがわかりました。21年前の製品なので部品が腐食していた箇所に高圧洗浄の水が当たり冷媒(エアコンガス)が漏れたとのことです。水圧は2.0MPa(メガパスカル)で作業しましたので通常の高圧洗浄の圧力です。メーカーのサービスエンジニアの話では 「このような古いエアコンは熱交換器を高圧洗浄すると冷媒漏れ(エアコンガス漏れ)する可能性が高くなる」ということでした。幸い交換部品が奇跡的にメーカー倉庫にあり9/11に補修工事になりました。交換部品は熱交換器だけでなくドレンパンも変える必要があります。
古い製品はこのように通常クリーニングをしても故障する可能性があります。10年を超えるものは保証の対象外にしていることが多いですが私は作業前にお客様にその旨きちんと説明をしませんでしたので費用を負担することにしました。悪夢です。古いエアコンをクリーニングするみなさん、注意なさってください。
笛吹市で2011年製 パナソニックのお掃除機能付きエアコンCS-EX221CとCS-221CXRを分解クリーニングしました。CS-EX221Cのクリーニングの様子をご紹介します。
↑2011年製 冷房能力2.2kW(6畳用) 動作確認後に正面パネル、フィルター、サイドパネル、ルーバーパネル、お掃除ロボットなどを順に外します。
↑吹き出し口、送風ファン 強くカビが付着しています。
↑アルミフィン(熱交換器) 全体にカビが付着しています。
↑ルーバーパネル 点々と黒カビが付着しています。
↑お掃除ロボット 右の黒いL形ブラシが左右に稼働しながらフィルターの表面のホコリを吸い取り 手前のホースを通って左端にあるダストファンから屋外に放出される仕組みです。
↑養生 電装部とエアコン周囲を養生して高圧洗浄します。
↑吹き出し口の洗浄後 付着していたカビは高圧洗浄で一掃されました。
↑アルミフィンの洗浄後です。エアコン効率もアップします。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した洗浄水はご覧のように汚れていました。
【あとがき】
一昨日に続いて同じお客様宅でエアコンクリーニングをさせていただきました。4台のパナソニックお掃除機能付きエアコンでしたので 二日に分けての作業としました。パナソニックのお掃除機能付きエアコンは配線が混みいっていることや外すコネクターが多いので分解組立に少し時間がかかります。2~3年毎の定期的な分解クリーニングをお勧めします。
今日の作業は順調に進んでお掃除機能付きエアコン2台で3時間でした。作業後の動作確認で「タイマー点滅エラー」は出ず無事帰路につきました。明日から9月。明日は甲府市内でお掃除機能付きエアコンと天井埋込型エアコンのクリーニングを予定しています。
甲府市でアイリスオーヤマ製の縦型洗濯機を分解クリーニングしました。アイリスオーヤマ製は珍しいですが他のメーカー品と比べて特に劣るようなところは見当たりません。アイリスオーヤマのコンセプト「必要な機能だけつける」というシンプルなものです。
↑アイリスオーヤマは何でも作っているんですね。 洗濯容量6.0kg
↑パルセーター 最初にパルセーター(回転翼)を外します。中央のネジカバーをとってからネジを緩め外します。穴にCフックスクリューネジを軽くねじ込んでつまみ上げます。裏側のワッシャーを無くさないように保管します。
↑上部パネルを立ち上げるために両サイドと背面のビスをとります。上部パネルが閉まらぬように特注支持ステーで固定します。
↑パルセーター裏と洗濯槽カバー裏 カビ、水垢、洗剤カスなどが付着しています。
↑脱水槽 脱水槽を固定する4本の8㍉6角ボルトを緩め脱水槽を外します。ステンレスが汚れで黒変しています。
↑脱水槽裏 洗剤カス、水垢などが付着しています。
↑洗濯槽 溶け切らない洗剤カスや柔軟剤残りが内壁に強く付着していて まずケレンで削ぎ落とす必要がありました。
↑脱水槽のクリーニング後です。ステンレスの輝きが戻りピカピカです。
↑パルセーターと洗濯槽カバーのクリーニング後
↑洗濯槽のクリーニング後です。汚れを除去し元のように清潔な洗濯槽になりました。
【あとがき】
アイリスオーヤマの洗濯機はあまり分解クリーニングしたことがありません。少しマイナーな感じがしますがシンプルな構造です。ただ、脱水槽ドラムを固定している6角ボルトは8mm径でした。他のメーカーの脱水槽ドラムの6角ボルトは10mmなので初めて8mmボルトで面食らいました。
エアコンと同じように2~3年に一度は分解クリーニングをお勧めします。
笛吹市四日市場で2011年製 パナソニックのお掃除機能付きエアコンCS-501CXR2とCS-EX281Cを分解クリーニングしました。愛犬がいるのでエアコンは1年を通して使用しているとのことで熱交換器や吹き出し口、送風ファンなどは厳しくカビが付着する重篤な状況でした。 リビングのエアコンクリーニングの様子をご覧いただきます。
↑リビングのエアコン
↑型式 2011年製 冷房能力5.0kW(16畳用)
↑分解 フロントパネル、フィルター、サイドパネル、ルーバー、受光部パネル、ダストファン、お掃除ロボットを順に外します。受光部パネルとお掃除ロボットとダストファンを外すため 電装部に繋がる混み入った配線とコネクターをたくさん外す必要があります。ルーバーはサイドパネルを外した後でないと外すことができない機種です。
↑アルミフィン(熱交換器)全体がカビとホコリで覆われていて真っ黒です。顔を近づけると湿った異臭が漂います。このまま高圧洗浄するとドレンホースがカビやホコリで詰まり 結露水が室内に漏れる可能性があるので一旦エアコン洗浄剤とブラシで汚れを除去しました。
↑吹き出し口、送風ファン 強くカビが付着して固まっています。カビ菌を室内に放出している状況で人やペットちゃんの健康によくありません。この状態では設定温度を最低にしてもあまり冷えませんしエアコンに余計な負荷をかけてしまっています。
↑養生 エアコン周囲と電装部周囲をマスカーや養生ポリシートで養生し高圧洗浄に備えます。当店は市販の洗浄カバーは使わず都度、養生ポリシートとマスカーを使い手養生しています。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。真っ黒だったのがアルミ色に戻りました。エアコン効率もアップすることでしょう。
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。付着していたカビは一掃され心地いいエアコンの風が注がれるように戻りました。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した洗浄水はご覧のように墨汁のように真っ黒でした。カビ、ホコリ、雑菌などが含まれています。
↑組立、動作確認 動作確認でタイマー点滅のエラーが表示されました。リモコンでエラー内容を確認するとダストファンに関するエラーでしたので再分解しました。電装部の配線をチェックしコネクターを着脱し再確認しましたがタイマー点滅はなおりませんでした。再び分解しお掃除ロボット、ダストファンを外し再取付したところようやくタイマー点滅は治りました。ダストファンの嵌合部がきちんと奥まではまっていなかったようでした。お客様にご迷惑をおかけしました。
2~3年毎の定期的なエアコンクリーニングをおすすめします。
明日は甲府市で洗濯機クリーニングを予定しています。ありがとうございました。
甲斐市内の某デイサービスでダイキンのノーマルエアコンを3台クリーニングしました。2年前に分解クリーニングしたエアコンですが吹き出し口、ファンにはカビが強く付着していました。
↑床上3mの高所に設置されています
↑赤外線距離計で測定しました
↑片流れ屋根なので高所に設置されます。食堂に2台設置されています。
↑アルミフィン
↑吹き出し口、ファン
↑吹き出し口、ファンの高圧洗浄後です
【あとがき】
自分が普段車に積んででいる脚立はエアコン高所用の7尺、家庭用壁掛用の4尺、家庭用レンジフード用の2尺です。7尺を使って床上3m位までがやっとです。脚立は安全上、天板に乗って作業することは禁止されています。
日常、エアコンクリーニングしていてエアコンの上下左右何もない作業しやすい状況は少ないです。