📖店長ブログ
中央市で2017年製 日立お掃除機能付きエアコン白くまくん RAS-JG71F2を分解クリーニングしました。フィルターを外した段階でフィルター下部が濡れていてその時、「何か変?」と少し不安が頭をよぎりながら分解を進めていきました。
↑リビングに設置されています。
↑型式 RAS-JG71F2 2017年製 冷房能力 7.1kW(23畳用)
↑分解 動作確認して電源プラグを抜きフロントパネル、フィルター、ルーバー、サイドパネル、くらしカメラパネル、基盤、ダストボックス、お掃除ユニットなどを外します。正面フィルターやくらしカメラパネルを外したときに下部が濡れていて 少しおかしいと感じながら分解しました。
↑分解したパーツ
↑分解終了しました。基盤や配線端部、エアコン周囲を養生し高圧洗浄に入ります。
↑吹き出し口、送風ファン 強くカビが付着しています。
↑フィルターのクリーニング前後 クリーニング前は目詰まりして真っ黒でした。
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。 カビが一掃されキレイに。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。 お客様は市販のエアコンスプレーをアルミフィンに噴霧していたとのことでした。市販のエアコンスプレーを使うのは私たちが頭髪をシャンプーするときシャンプー液を頭につけたまますすがないのと同じだと思ってください。
↑汚水 カビ、ホコリ、雑菌などが含まれ黒く汚れています。
↑組立、動作確認 動作確認で15分程度経過したらエアコン中央付近から床に軽く水滴が落ち始めました。ドレンホースの詰まりだと思い ドレンホースクリーナーで室外機脇のドレンホースの端部から吸込みしましたが詰まりはありませんでした。室内機を再分解することにしました。
以前設置してあったエアコンの跡が本体右側壁に見ることが出来ますが縦のラインの傾きと少しズレがあります。
↑本体右側ドレンパンのドレンホース接続部 再度分解して結露水の流れを確認しました。ドレンホースに詰まりはなくドレンパンから結露水は全く溢れていませんでした。
エアコン本体を壁側に手でそっと押すとエアコン上部が壁側に動くのでなんとなく本体が手前に傾いている気がしました。エアコンからの水漏れはドレンパンやドレンホースではなくアルミフィンの結露水が正面フィルターとお掃除ユニットのフレームを伝わって床に落ちる状況だと推測しました。エアコンの設置方法に問題があるのではとお客様に説明しました。
たまたまエアコン風も以前から冷たくならないとのこともあり メーカーや電気店に調査してもらうのがいいとお客様にお話ししました。
エアコンの風が冷たくならない原因の多くは エアコンガス不足です。屋外の冷媒管の接続不良やズレ、経年劣化などによることが多いようです。室外機との接続部からほんの少しづつ漏れて数年経ったら冷房が冷えないという状況になります。
室内機に傾きがあったりエアコンガス漏れもあるようならば このエアコンを設置した業者はダメ業者になります。
【あとがき】クリーニングは順調に終わりましたが最後に結露水漏れが発生し再分解・組立することになってしまいました。残念ながらはっきりした原因は特定できませんでした。
南アルプス市で2013年製 三菱霧ヶ峰のお掃除機能付きエアコンMSZ-ZW634Sを分解クリーニングしました。
設置後10年で初めての分解クリーニングだそうです。
↑奥座敷に設置されています。
↑型式 2013年製 MSZ-ZW634S 冷房能力6.3kW(20畳用)
↑吹き出し口、送風ファンの状況
↑分解 動作確認してから電源プラグを抜きフロントパネル、ダストボックス、フィルター、ルーバー、サイドパネル、受光部パネル、お掃除ユニットなどを外します。
↑分解したパーツ
↑アルミフィン
↑養生、高圧洗浄 エアコン周囲を養生し高圧洗浄します。
↑フィルターの洗浄前後です。
↑吹き出し口、送風ファンのクリーニング後です。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した洗浄水を回収したものです。カビ、ホコリ、雑菌などで黒く汚れています。
【あとがき】
三菱霧ヶ峰は分解組立は安易で作業は1時間45分で終了しました。メンテナンスのときのこともよく考慮して作られている製品だと思います。
北杜市のご家庭で2018年製 パナソニックお掃除機能付きエアコンCS-X808C2 (アクティブクリーン)を分解クリーニングしました。
お客様の話では3年くらい前にどこかのクリーニング業者にクリーニングを頼んだとのことでしたがお掃除ロボットの配線などはメーカー出荷時のままでしたのでクリーニングするのにお掃除ロボットは外さなかったと思われます。いい加減な業者はどんな職種でもいます。
↑リビングに設置されています。 動作確認後、電源プラグを抜き分解開始。フロントパネル、アクティブクリーンフィルター、エアフィルター、ルーバー、底板、基盤前パネル、サイドパネル、お掃除ロボットなどを外します。
↑型式 CS-X808C2 2018年製 冷房能力8.0kW(26畳用)
↑左右風向ルーバーパネルを稼働させるためのL型のバーが左右にあるので折らないよう慎重に接続部を分離します。シリコンスプレーを接続部に噴霧すると破損のリスクが落ち外しやすいです。
↑吹き出し口、送風ファンの汚れです。
↑お掃除ロボットを外すために干渉する配線、コネクター、ヒラ端子などを外します。左サイドにあるダストファンの接続部を外すと威圧感のあるお掃除ロボットはごそっと外れます。
↑お掃除ロボットを外しました。アルミフィンは厳しく汚れています。顔を近づけると強く湿った異臭が漂います。
↑エアコン左側に回収したホコリを屋外に排出するダクトがありますがホコリが目詰まりしていました。こんなに詰まったホコリを屋外に排出できるほどパナソニックのダストファンに馬力があるのかは不明です。
↑分解した部品 写真一番上のアクティブクリーンフィルターは2年程度で交換することになるとメーカーの取説に書かれています。2年毎にお客様負担で買い替えさせるような仕様はいかがなものかと思います。メーカーが言うほどの効果があるのか自分はわかりません。
↑お掃除ロボットはとても大きくて重量もあります。ビスを外し終えたあと 天板側の奥がかなり固く嵌っているので少し外しづらいかもしれません。日立の白くまくんのお掃除ユニットも天板奥側が固く嵌っています。
↑養生 エアコン周囲を養生し高圧洗浄に入ります。当店は市販の洗浄シートは使わず現場ごとにマスカーと養生ポリシートで手養生しています。養生ポリシート正面に開口スペースがとれここで分解した部品の高圧洗浄もできるので作業はより速くキレイになり効率的です。
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。
【あとがき】パナソニックエオリアのXシリーズの分解クリーニングのポイントは アクティブクリーンフィルターとルーバーの稼働バーの着脱です。見た目、お掃除ロボットが大きくて威圧感がありますが分解組立は意外と難しくはないです。
今日は午前中、北杜市で作業して午後は都留市での作業で山梨県の西部から東部までの長距離となりました。週明けの台風10号の動きが心配です。
南アルプスで2017年製 日立のお掃除機能付きエアコンRAS-V28GとRAS-V22Gを分解クリーニングをしました。この機種はフィルターが天板側にしかないので分解組立はとても簡単で1台1時間30分程度で終わりました。
↑リビングに設置されています。
↑型式 RAS-V28G 2017年製
↑分解 動作確認してから電源プラグ、アースを抜きフロントパネル、フィルター、ダストボックス、ルーバー、本体パネル、お掃除ユニット、温度センサーなどを外します。お掃除ユニットに繋がる配線コネクターを基盤から外します。
↑分解したお掃除ユニットやパーツです。
↑吹き出し口、送風ファンの汚れ
↑アルミフィンの汚れ
↑エアコン周囲を養生し高圧洗浄しました。
↑高圧洗浄後の吹き出し口、送風ファンです。
↑高圧洗浄後のアルミフィン
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した後の洗浄水は黒く汚れています。
【あとがき】
お盆休み前最後の作業です。 分解組立の易しい機種でしたので暑い中でも苦になりませんでした。週末は地元の道祖神祭りとお燈篭祭りの準備や片付けを控えています。
南都留郡富士河口湖町で2012年製 パナソニックの縦型洗濯機NA-FS90H5を分解クリーニングしました。分解していくと各所に汚れが強く付着している状況でした。
↑洗濯機周りが少し狭く作業しづらい状況でした。洗濯機クリーニングは洗濯パンから一度、持ち出して分解します。
↑型式 NA-FS90H5 2012年製 洗濯容量9.0kg
↑分解 動作確認後、止水し電源プラグとアースを抜きます。つづいて両サイドの隠しビスと背面両端のビスを取ります。右奥の電線が張っていて上部パネルが十分に立ち上がらないので電線を固定しているブッシュマウントタイを解除して少し余裕をもたせます。次に内蓋兼洗濯槽カバー周囲の固定ビスを外し内蓋を外します。この固定ビスはステンレス製の場合が多く ドライバーの磁石につかないので洗濯機の隙間に落とさないよう注意します。
↑パルセーターを外しました。裏側はカビ、洗剤カス、水垢などで強く汚れていました。
↑脱水槽を固定している6角 38㍉フランジナットを専用工具(ハンマーレスフランジナット回し)で外します。
↑脱水槽が固着していたのでギアプーラー3本爪で引き上げしようとしましたがパナソニックの脱水槽の底はギアプーラーの爪が引っかからない場合が多くこの脱水槽もダメでした。仕方なく手で持ち上げる方法にしましたので脱水槽を外すのに20分もかかってしまいました。
↑脱水槽の側面の汚れ 洗剤カス、水垢などが強く付着しています。クリーニング前の脱水槽や洗濯槽の状況をお客様に見ていただきました。
↑脱水槽裏底の汚れ 凹凸に水垢や洗剤カスなどが入り込んでいます。
↑洗濯槽の汚れ ヘドロのように厳しい汚れです。普段、この中で洗濯していたのが現実です。
↑各部品のクリーニング後です。
↑脱水槽のクリーニング後です。ステンレスがピカピカに輝いています。
↑脱水槽裏底のクリーニング後です。
↑洗濯槽のクリーニング後です。
↑元のように組立し キレイにした洗濯パンに戻し動作確認しOKでした。
【あとがき】
洗濯機クリーニングを終えたあとすぐに笛吹市に向かいお掃除機能付きエアコンを2台クリーニングしました。時間も心にもあまり余裕がない移動でした。
パナソニックの縦型洗濯機の脱水槽を引き抜く時、ギアプーラーを使えない場合が多く苦労します。他のメーカーのようにギアプーラーが使用できるように底の形状を変えて欲しいといつも思っています。