📖店長ブログ
北杜市で2016年製 富士通ノクリアAN-GN40G2Wの分解クリーニングをしました。3年位前に同じお客様からご依頼いただき分解クリーニングしたエアコンです。台所がすぐそばなのでエアコンの本体カバーやお掃除ユニットなどに油煙とほこりが強く付着していました。
↑居間に設置されているエアコンです。すぐそばに台所があります。
↑型式 2016年製 AS-GN40G2W 型式にNが入っているので寒冷地仕様です 冷房能力4.0kW(14畳用)
↑分解 動作確認後、電源プラグを抜きフロントパネル、フィルター&ダストボックス、ルーバー、サイドカバーパネル、サイドパネル、底板パネル、正面内部パネル、お掃除ユニットなどを外します。
↑お掃除ユニットを外すため干渉するたくさんの配線やコネクターを正面と右上の基盤から外します。 室外機に繋がる連絡線は電気工事士免許がないと外せないので右サイドカバーはつけたままクリーニングします。
↑分解したパーツ
↑お掃除ユニット 油やホコリが強く付着していて簡単に洗浄出来ません。
↑吹き出し口、送風ファンは厳しくカビが付着しています。
↑アルミフィン 細部にカビ、油、ホコリなどが入り込んでいます。養生をして高圧洗浄します。
↑クリーニング後のパーツです。 カビ以外の油汚れの除去が大変でしたがキレイに。
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。ご覧のようにキレイになりました。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄して回収した洗浄水はカビ、油、ホコリ、雑菌などが含まれて汚れています。
↑組立・動作確認 キレイにした部品を元のように組立しリモコンのスイッチを入れたところ全く反応がなく稼働しませんでした。再度分解し 外したコネクター類を着脱したところ1箇所のコネクターの接触が不十分だったようで無事通電し正常に動きました。過去にたくさんエアコンクリーニングをしてきましたが初めてのことで確認中は少し平常心を失っていました。
そのため作業時間は1時間ほど余計にかかってしまいお客様にご迷惑をおかけしました。
【あとがき】 キッチンが近くにあるエアコンは油煙を吸い込んだり付着してエアコンが油汚れしていることが多いです。お掃除ユニットは電気機器なので丸ごと洗浄できません。油汚れを除去するのに少し時間がかかります。
富士通nocriaは世界で最初にお掃除機能付きエアコンを世に出したブランドです。nocriaはairconを反対から並べてネーミングしたものです。
南アルプス市内でノーマルエアコンのクリーニングをしました。まだ設置して1年半しか経っていないエアコンなのですが 私がここ1年でクリーニングした中で送風ファンに最もカビが付着しているエアコンでした。なぜここまで厳しくカビが付着したのか具体的原因は不明です。
一般的にカビのつく原因は 15℃以上の温度、70%以上の湿度、その他ホコリなどの条件で繁殖すると言われています。
↑きれいに片付けられている部屋に設置されているエアコンです。
↑型式 ダイキン 2022年製 F22ZTES 冷房能力2.2kW(6畳用)
↑吹き出し口 送風ファンの形がわからないほどカビが厳しく付着しています。
↑吹き出し口 ここまで強く送風ファンにカビが付着していると注がれるエアコン風と一緒に室内にカビが浮遊して健康によくありませんしエアコン効率も下がります。
↑養生
↑吹き出し口の高圧洗浄後です。
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。
【あとがき】何が今日のエアコンの汚れに関係しているのかよくわかりません。室内はキレイにお手入れされているように感じました。加湿器をよく使っている部屋だと湿度が高くなりカビは生えやすくなります。
冷房使用後の「内部クリーン」を稼働させて内部乾燥させていただきたいと思います。内部クリーン機能のないエアコンなら送風運転させ乾燥させるとカビの付着防止に繋がります。
韮崎市のご家庭で2020年製 日立の縦型乾燥洗濯機ビートウォッシュBW-DV80Eを分解クリーニングしました。洗濯中に黒いカスが浮いてくるようになったとのことでのご依頼でした。分解していくと水垢、カビ、洗剤カスなどが付着していている状況でした。それらが洗濯中にはがれ脱水槽内に浮いてきたり洗濯物に付着します。分解洗浄して洗濯槽や脱水槽ドラムなどキレイになりました。
↑乾燥機能付きのビートウォッシュです。 BW-DV80E 洗濯容量8.0kg
↑分解 動作確認して止水し電源プラグ、アース、給水管、お湯取りホースを外します。つづいて本体後方左右の6角7㍉ロングボルトをソケットドライバーで緩め外します。操作パネルの左右の隠しビスを外し 操作パネル内側のビス3箇所取ります。
↑乾燥フィルターを外し隠しビスを1箇所取ると上部パネルをパカっと外すことができます。ただ、上部パネルは電気配線がつながっているので洗濯機脇に丁寧に仮置きします。
↑上部パネルを外しました。奥に乾燥機能の機器がありこれを外さないと脱水槽ドラムを引き抜くことがでません。乾燥機器を外すため配線、コネクター、水上げパイプ、蛇腹ゴムダクトなど外してユニットをごそっと外します。
↑内蓋兼洗濯槽カバー周囲の11箇所のビスを外すと内蓋兼洗濯槽カバーを外すことができます。裏側はカビ、水垢、洗剤カスなどが付着しています。
↑パルセーター(渦を作る回転翼)の裏も強く汚れています。
↑パルセーターの固定ビス、湾曲ギザワッシャー、ゴム栓。 ビートウォッシュのパルセーター固定ビスの上にゴム栓が嵌っている機種がいくつかあります。
↑脱水槽ドラムの固定金具(6角の38㍉フランジナット)をハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。脱水槽ドラムは高速回転するのでブレないようとてもキツく締め込まれています。そのため着脱のときとても大きま金属音がするのでその旨お客様にご説明しました。
↑脱水槽の軸が固着していて脱水槽を手で引き抜きできなかったのでギアプーラー(3本爪 100㍉)を使い引き揚げしました。
↑洗濯槽の汚れ 脱水槽を抜き出したあとの洗濯槽はカビ、水垢、洗剤カス、繊維くずなどで強く汚れています。
↑抜き出した脱水槽ドラム裏底の汚れです。
↑脱水槽ドラム側面の汚れです。
↑脱水槽ドラムのクリーニング後です。ステンレスがピカピカに輝いてまぶしいです。
↑脱水槽ドラム裏底のクリーニング後です。凹凸に付着していた汚れもご覧のようにキレイに。
↑パルセーターのクリーニング後です。
↑内蓋兼洗濯槽カバーのクリーニング後です。
↑洗濯槽のクリーニング後です。
↑組立・動作確認 クリーニングしたパーツを元のように組立し動作確認もOK。作業スムーズに進み2時間30分でした。
【あとがき】分解していくと各所に粉洗剤の粒が残っていました。おそらく洗剤を標準の量以上にお使いになっていたのではないかと推測します。所定量以上に洗剤を使うと溶け切らないものが残りそれを餌にカビが増殖するということになります。洗剤は出来るだけ標準量を守ってお使いになることをお勧めします。
中央市で2013年製 日立縦型洗濯機 白い約束NW-7MYを分解クリーニングしました。分解していくとカビ、水垢、洗剤カスなどで強く汚れていました。分解した部品は手作業と高圧洗浄機でキレイになりました。
↑乾燥機能がない普通タイプの白い約束です。本体を洗濯パンから出して作業をします。
↑型式 2013年製 NW-7MY 洗濯容量7kg
↑分解 動作確認して止水し電源プラグ、アース、給水管を取り 本体後方左右の隠しボルトを7㍉6角ソケットドライバーで緩め外します。普通のプラスドライバーや電ドラだとミゾをナメる恐れがあるのでソケットドライバーを使います。つづいて本体手前左右の隠しビスを外すと上部パネルを後方に立ち上げできます。
↑上部パネルを立ち上げ閉まらぬよう特注支持バーで固定します。つづいて洗濯槽カバー周囲の爪を解除して洗濯槽カバーを外します。洗濯槽カバーはビス固定されていません。
↑パルセーター外し 中央のネジを外しCフックスクリュービスを対角に軽くネジ込みそこに指をかけて引き揚げるとスムーズに外せます。パルセーター裏は強く汚れていました。なぜか十字に汚れが付着しています。
ほとんどの縦型洗濯機のパルセーター裏にはワッシャーがあるのですがこの機種にはありません。珍しいです。
↑脱水槽の固定金具(38㍉6角フランジナット)をハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。大きな金属音がするので作業前にお客様にその旨ご説明させていただきました。脱水槽底はごらんのようにかなり汚れています。
↑脱水槽が固着していて手で引き抜きできなかったのでギアプーラー(100㍉3本爪)を使い引き揚げ抜き出しました。作業するひとはギアプーラーは大小 サイズの違うものを用意しておかないと溝にギアプーラーの爪が入らないことがありますので注意ましょう(自分は125㍉の2本爪と100㍉の3本爪を持っていますがこの2種類で事足ります)
↑脱水槽ドラムの汚れ。抜き出した時点で脱水槽ドラム、パルセーター、洗濯槽の状況をお客様に声をかけ見ていただきました。
↑脱水槽ドラム裏底の汚れ
↑洗濯槽の汚れ
↑パルセーター、洗濯槽カバーのクリーニング後
↑脱水槽ドラムのクリーニング後。 クリーニング後の状況をお客様に声をかけ確認していただきました。
↑脱水槽ドラム裏底のクリーニング後
↑洗濯槽のクリーニング後
↑組立・動作確認 洗濯パン、排水口をキレイにして元のように組立し戻します。動作確認もOKでした。作業時間は2時間です。
【あとがき】今日は低気圧や前線の影響で雨で洗濯機クリーニングには生憎の日でした。当店は分解したパーツは屋外で洗浄しているので雨でも雨具を着て作業しています。軒下を借りてなんとか無事終了しました。
南アルプス市で2013年製 パナソニックのお掃除機能付きエアコンCS-EX283Cを分解クリーニングしました。3年くらい前にダ・・・にこのエアコンのクリーニングを頼んだことがあるとのことでしたが 分解していくと基盤に繋がる配線などメーカー出荷時のままの状態でしたのでお掃除ロボットは外さずにクリーニングしたことがわかります。お客様を騙していた作業にまた出くわしました。大手といわれるところでも訪問したひとの技量により当たり外れがあります。
↑居間に設置されています。ルーバーの真ん中の軸に留まる丸いプラスチックパーツが欠けていました。前の業者さんが破損させたのでしょうか。お客様は知りませんでした。
↑型式 2013年製 CS-EX283C
↑分解 動作確認後、電源プラグを抜きフロントパネル、フィルター、ルーバー、本体パネル、お掃除ロボットに繋がる配線・コネクターなど外しお掃除ロボットを外しました。
↑分解したパーツ類
↑吹き出し口の汚れ
↑アルミフィンの汚れ
↑高圧洗浄するための養生 当店は現場ごとに養生ポリシートとマスカーで手養生しています。
↑吹き出し口の高圧洗浄後
↑アルミフィンの洗浄後
↑組立・動作確認
【あとがき】室外機もクリーニングして2時間丁度の作業時間でした。お客様は「もうそろそろ買い替えるか検討中」と言っていましたが まだまだ使えますとお伝えしました。2~3年ごとの定期的な分解クリーニングをお勧めします。
先日エアコンクリーニングにお邪魔した別のお客様の話では ・・・・本舗の某店にお掃除機能付きエアコンのクリーニングを頼んだところ「この機種は出来ないです」とのことでノーマルエアコンだけをクリーニングしてもらったということがありました。大手でもそんなレベルのダメ店舗があります。