📖店長ブログ
南アルプス市で2020年製の日立白くまくん お掃除機能付きエアコンRAS-X63K2Sを分解クリーニングしました。アルミフィン凍結洗浄やファン洗浄ブラシ機能付きXシリーズの高機能機種です。築3年のお住まいに設置されていますがダストボックスに大量のホコリや送風ファンに強くカビが付着していました。高圧洗浄で清々しいエアコン風が注がれるように戻りました。
↑リビングのエアコンです。ステンレスの3枚分割ルーバーパネルが特徴的外観です。
↑型式 白くまくん 2020年製 RAS-X63K2S 冷房能力6.3kW(20畳用)
↑ 分解 動作確認後フロントパネル、フィルター、ダストボックス、ホコリキャッチャー、ルーバーパネル、サイドパネル、くらしカメラ前カバーパネル、くらしカメラパネル、基盤ケース、お掃除ユニットなどを外します。
↑ お掃除ユニットを外し終えました。右前の小基盤ケースは上方向に引き抜いて避難させました。裏側に2箇所の引っ掛かりがあるので少しズラすと上に抜けます。以前の機種はビス留めでした。
↑分解したパーツです。白くまくんのお掃除ユニットは天板奥が固く嵌っているので少し強く手前に引き抜くことになります。なお、右手前内側の銅管に温度センサーがあるので配線を切らないよう注意し外します。
↑吹き出し口、送風ファン 厳しくカビが付着しています。
↑ホコリキャッチャーに付着していた大量のホコリです。
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。
↑組立、動作確認 組立後にお掃除ブラシが正常に動くか確認しOK。2時間15分の作業でした。
【あとがき】
同じメーカーの同じシリーズでも製造年が違うと少し構造が変わったりします。 開発者や技術者にしてみれば何か少しでもより良いものをという想いがあるのでしょうか? 別に変更する必要もないと思うようなマイナーな変更があったりします。お客様がより簡単にメンテナンスしやすくなるようなものの仕様変更を望みます。
シャープの最新型のお掃除機能付きエアコンはフィルターの両面をクリーニングする新機能があるとのことです。
甲府市で2018年製 パナソニックのお掃除機能付きエアコンCS-AX638C2を分解クリーニングしました。エアコンをつけるとカビ臭がするようになったとのことでクリーニングのご依頼をいただきました。
↑リビングに設置されています。パナソニックのこのシリーズは本体がとても大きく存在感があります。天井とのスペースが少なくて少し作業に支障がありました。
↑型式 パナソニック 2018年製 CS-AX638C2 冷房能力6.3kW(20畳用)
↑吹き出し口、ファン 送風ファンにカビが付着しています。
↑分解 動作確認後にフロントパネル、フィルター、ルーバー、サイドパネル、お掃除ロボットなどを外します。
↑前基盤 お掃除ロボットなどに繋がるたくさんの配線、コネクターを外し基盤も外します。
↑左基盤に繋がる配線、コネクターを外しダストファンも外します。
↑お掃除ロボットを外し終えました。
↑分解したパーツです。
↑吹き出し口、ファンの高圧洗浄後です。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。
【あとがき】
今日の作業はお客様のご要望で夕方6時の開始でした。室内機と室外機のクリーニングで予定通り2時間30分で終了しました。
概ね順調でしたがルーバーパネルを2枚取り付ける時、モーター軸と中央の軸に差し込むのにスムーズはまらなくて少しイラッとしました。
甲府市で2014年製 パナソニックのノーマルエアコンCS-J254Cを分解クリーニングしました。また2011年~2014年製のパナソニックノーマルエアコンでした。クリーニング後に吹き出し口の右から水漏れすることがある機種です。
↑賃貸アパートに設置されているエアコンです。
↑型式 パナソニック 2014年製 CS-J254C 冷房能力2.5kW(8畳用)
↑動作確認後、電源プラグとアースを外しフロントパネル、フィルター、ルーバー、本体カバーを外します。
↑吹き出し口、送風ファン 厳しくカビが付着しています。うさぎを飼っているので一年を通しエアコンを使っているとのことでした。
↑吹き出し口、送風ファンのクリーニング後
↑汚水 高圧洗浄して回収した洗浄水はご覧のような汚れでした。
【あとがき】2011年~2014年に製造のパナソニックのノーマルエアコンはクリーニング後に吹き出し口の右から水漏れする事例が多い機種です。なんとか今日もクリーニングに水漏れは発生せず安堵しました。
発生したときにはブチルテープで補修処理をするので水漏れはなくなります。
中巨摩郡昭和町で2020年製 日立の縦型乾燥機能付き洗濯機ビートウォッシュBW-DV80Eを分解クリーニングしました。乾燥機能付きなので作業時間は3時間半でした。ビートウォッシュは大きく分けて3タイプあり 乾燥機能付きで最も複雑なDXタイプと乾燥機能付き普通のDタイプそして乾燥機能のない一般タイプです。
乾燥機能のないビートウォッシュはその他メーカーの通常洗濯機とほとんど同じ構造なのでもし代金が乾燥機能付きビートウォッシュと同じだったらお客様を騙しています。
↑賃貸アパートなので洗濯パンから出して洗濯機を仮置きさせる場所がなく少し作業しづらいスペースでした。
↑型式 2020年製 BW-DV80E 洗濯容量8.0kg
↑分解 動作確認後、電源プラグとアースを外し 操作盤の隠しビスをとり操作盤を一時分離し内部の固定ビス3箇所外します。つづいて乾燥フィルターケース奥の隠しビスを1箇所とります。
↑背面の固定ボルトを6角7㍉ソケットドライバーで緩め外します。日立のロング固定ボルトの頭のミゾは浅くドライバーだとナメる可能性がありますので使わないほうがいいです。これで上部パネルを外せます。
↑上部パネルを外しました。操作盤に繋がる配線が洗濯機の奥から上部パネル左内側に這っているので外して配線に余裕をもたせ洗濯機脇に仮置きしました。多くのコネクター、水位センサーのパイプ、5箇所の蛇腹ゴムダクト、乾燥機など外すとごそっと乾燥ユニットが外れます。パイプや蛇腹ゴムダクトを留めているホースクリップを落下させないよう注意しましょう。
↑乾燥ユニットを外し終え 洗濯槽カバー及び内蓋周囲のビス11箇所外します。
↑パルセーター(渦を作る回転翼)を外します。真ん中のビス穴にゴム栓がありました。ビートウォッシュをたくさん分解クリーニングしていますがゴム栓があったのは初めてでした。2020年製あたりからついているのかもしれません。
↑脱水槽外し 脱水槽の固定金具(38㍉6角)をハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。大きな金属音がするので事前にお客様に説明してから作業します。
↑脱水槽引き上げ 脱水槽が固着していたのでギアプーラー(100㍉の3本爪)を使い引き上げ外しました。
↑パルセーター裏や洗濯槽カバー裏の汚れ 軽度の汚れです。
↑乾燥機のパーツ ホコリが貼り付いています。この乾燥機パーツは表側のキャップをこじ開けると簡単に外れます。内側から無理に外そうとすると爪が折れる可能性があるのでこのままつけたまま洗浄するか表のキャップを外して洗浄します。
↑脱水槽底の汚れ 洗剤カスやカビ、水垢などが凹凸に付着しています。
↑脱水槽側面の汚れ
↑脱水槽のクリーニング後
↑各パーツのクリーニング後です。
↑洗濯槽のクリーニング後
↑ 洗濯パンのクリーニング前後です。排水口、排水ホースもキレイにしています。
【あとがき】洗濯機を組立後に動作確認しますが ほとんどの洗濯機がスイッチを入れてすぐには動き始めません。しばらくして給水が始まりパルセーターが動きはじめるとようやく安心します。乾燥機能付きビートウォッシュは外すものが多いので取付ミスなどの可能性もあり毎回「今日もキチンと動いた。よかった」との思いです。明日は北杜市で浴室、レンジフード、台所とノーマルエアコン3台を予定しています。ありがとうございました。
甲斐市で2018年製 日立のお掃除機能付きエアコンRAS-WBK22Hを2台分解クリーニングしました。設置後5年ですので吹き出し口、送風ファンに強くカビが付着していました。高圧洗浄で汚れは一掃され心地いいエアコン風が注がれるように戻りました。
↑2018年製 白くまくんRAS-WBK22H 冷房能力2.2kW(6畳用)
↑分解 動作確認してから電源プラグ、アースを外しフロントパネル、フィルター、ルーバー、ダストボックス、本体パネルを外します。そしてくらしカメラとお掃除ユニットに繋がる配線・コネクターを基盤から外します。
↑分解したパーツ この機種はフィルターは天板側しかなく正面にはありません。外すパーツも少ないです。
↑養生 電装部とエアコン周囲をマスカーや養生ポリシートで養生して高圧洗浄します。
↑吹き出し口、送風ファン 強くカビが付着しています。
↑吹き出し口、送風ファンのクリーニング後
↑アルミフィンのクリーニング後
↑汚水 エアコンを高圧洗浄し回収した洗浄水は黒く汚れています。
【あとがき】
同じメーカーでも年式や型式により構造が異なり分解難度も簡単なものから難しいものまでいろいろです。メーカーによっても異なりますが今日の機種は白くまくんの中でも分解組立がやさしいものです。
エアコンは2~3年程度の定期的な分解クリーニングをお勧めします。明日は日立の乾燥機能付き洗濯機ビートウォッシュのクリーニングを予定しています。ありがとうございました。