📖店長ブログ
南アルプス市で2006年製 ナショナルのコーナー設置エアコンCS-P406A2を分解クリーニングしました。分解前の動作確認でカビ臭が強く感じられました。今は生産されていない機種でクリーニングする機会も少なく楽しく作業させていただきました。
↑リビングに設置されています。外観は扇形で部屋のコーナーにジャストフィットしています。18年前のエアコンですので風向ルーバーの着脱のとき経年劣化で破損する恐れがあり 風向ルーバーは外さないでクリーニングすることにしました。「出来るだけキレイにしたい」という思いから業者さんの多くは外せるパーツは極力外してクリーニングしますが 古いエアコンだとパーツが破損したり動作不良になることがあります。敢えて外さないという選択肢も必要です。
↑型式 ナショナル 2006年製 CS-P406A2 冷房能力4.0kW(14畳用)
↑分解 動作確認後、電源プラグを抜き 底にあるグリルを外します。つづいて正面パネル、フィルター、サイドパネル、本体パネルを外します。サイドパネルは爪で嵌っているだけなので簡単に外せます。本体パネルの固定ビスは吹き出し口のところの隠しビスが2箇所、サイドパネルを外した奥に1箇所づつ、電装部の蓋の1箇所あります。これらのビスを取れば簡単に本体パネルは手前に引き抜きできます。
↑外した部品です。
↑受光部は濡れないようにビニール袋に入れ右サイドに一時非難させます。三角形の底板はビス2本、両サイドの黒いパネルはビス2本づつで留まっています。
↑アルミフィンもシロッコファンも強く汚れています。これがカビ臭の原因です。電装部やエアコン周囲をマスカーや養生ポリシートで養生したら高圧洗浄に入ります。
↑アルミフィンと吹き出し口の高圧洗浄後です。キレイになりました。
↑汚水 高圧洗浄して回収した洗浄水はご覧のように黒く汚れていました。カビ、雑菌、ほこりなどが含まれています。
↑組立 動作確認 キレイにした各パーツを元のように組立し動作確認もOKです。エアコン下に動かせない固定された棚や大型テレビがあり少し作業しづらい状況でしたが1時間45分の作業でした。
【あとがき】コーナー設置型ですが分解すると普通の壁掛エアコンと同じ直方体形状です。特に難しい点はありません。ただ、経年劣化などで部品の着脱のとき破損させる恐れがありますので風向ルーバーパネルなど無理に外さない方がいいと思います。
どうして生産中止になってしまったのか知りませんが少しもったいない気がします。
明日は年に一度の人間ドックで仕事はお休みします。
南アルプス市で2020年製の日立ビートウォッシュBW-DV120Eを分解クリーニングしました。汚れが浮いてくるようになったとのことでの奥様からのご依頼でした。分解すると日頃のお手入れがいいのでしょう強い汚れではありませんでした。
↑ガラストップのオシャレなデザインです ↑型式 BW-DV120E 2020年製
↑乾燥機能付きなので内蓋があります
↑ 分解開始 動作確認後、止水し電源プラグ アース 給水管を外します。まず手動の洗剤投入ケース手前の小さなパネルをプラスチックケレンなどでこじ開け外します。パネルに小さなキレ込みがありそこにケレンなどを差し込みパカッと外します。操作パネルを固定するビスを外すと操作パネルを左にスライドでき隠れていた右端のビスが取れます。つづいて左端の穴の底のビスも取ります。
この構造を知らないとスタートからつまずき先に進めません。
↑乾燥フィルターケースを外すと隠しビスが2箇所あり外します。乾燥機能は使用したことがないのかもしれません。キレイな状態でした。なお、隠しビスの蓋は2箇所とも無くなっていました。
↑本体後方左右の6角7㍉ロングボルトを外します。頭のミゾが浅いのでソケットレンチを使います。プラスドライバーだとミゾをナメてしまう可能性が高いです。
↑フロント下部のRパネルの下部中央にあるビスを取り両サイドのボタンを押しRパネルを外します。フロントパネル下部の固定ビス3箇所外し下に引き下げるとフロントパネルが外れます。
↑フロントパネルを外しました。右ピラーの奥に上部パネルに繋がる配線のコネクターが3つビニール袋に包まれているので3箇所外します。
↑オレンジ色の手動洗剤投入ケース周囲の爪を解除するとこのように上部パネルが外せます。鋼板の端部で手や指を切って出血してしまうことがあるので作業をするひとは注意しましょう。
↑奥の乾燥機器ユニットのビス、コネクター、水位センサーパイプ、乾燥機、ゴムダクトや手前の手動洗剤投入ケース下のゴムダクト等を外すと全体がごそっと外せます。コネクターは同色・同形状のものがありマーキングや写真に撮っておくことが大事です。組立のとき間違って繋ぐと基盤が壊れて多額の出費になりますので。
↑乾燥フィルターケースと左奥のゴムダクトを外すといよいよ脱水槽ドラムを外す段階に入ります。機種によってはアースがつながっていることもありますがこの機種はありませんでした。
↑洗濯槽カバー周囲の固定ビス10箇所外すと洗濯槽カバーが外せます。
↑パルセーターの固定金具を外します。
↑パルセーターのキャップ、6角ナット、ワッシャーです。
↑パルセーター裏はご覧のような汚れでした。裏にワッシャーが一つあるので無くさないよう一時保管しておきます。
↑脱水槽外し 脱水槽固定金具は44㍉のためアダプター(トクナハズシ)を38㍉用のハンマーレスフランジナット回しに取付して外します。取付金具を外したあと脱水槽が手で引き抜きしづらかったのでギアプーラーで引き揚げしました。
↑パルセーター、脱水槽のクリーニング後です
↑洗濯槽カバー、ゴミ取りネットなどのクリーニング後です
↑洗濯槽のクリーニング後です
↑組立、動作確認しOKでした。作業時間は3時間30分でした。
【あとがき】大型連休に入りました。こんな田舎でも道路や店舗は混んでいて人の動きが活発だと感じます。お休みの人がたくさんいる一方で大型連休でも仕事をしているひともいっぱいいます。
今日は組立の終盤、フロントパネルの爪が6箇所ある所定の隙間にうまくフィットせず15分もかかってしまいました。スムーズにいけば2分位で取付出来てしまうのに。薄い鋼板なので少し癖がついて変形していたのかもしれません。
あと、手前左の上部パネルを固定しているビスは少し深い穴の底で固定しますが ステンレス製のため磁石付きプラスドライバーに付かず取付するとき少し苦労します。
奥様の話では 以前使っていた普通タイプの縦型洗濯機をご主人が分解クリーニングしたことがあるとのことでしたが乾燥機能付きビートウォッシュの分解クリーニングは難しいと思います。プロに任せた方がいいです。ただ、ハウスクリーニングのプロでも乾燥機能付きビートウォッシュの分解組立が出来ないひとはたくさんいます。
ビートウォッシュで一番面倒だと思う機種は 乾燥機能付きのXシリーズの12kgタイプでしょうか。⇨BW-DX120・
南アルプス市でダイキンのお掃除機能付きエアコンF22YTCXS 2021年製の分解クリーニングをしました。お掃除機能は本体パネルに設置されているタイプで分解組立は難しくなく作業は1時間30分で終了しました。
↑寝室のエアコンです ↑型式 F22YTCXS 2021年
↑吹き出し口 カビが付着しています
↑分解したパーツ 本体右上のコネクターがありそれを外します。
↑吹き出し口下の幅広の隠しビスパネルを2箇所外してビスをとり本体パネルを外します。
↑養生 まだ途中の様子です
↑吹き出し口の高圧洗浄後
↑クリーニング後のフィルター
↑汚水
↑組立、動作確認
【あとがき】フィルターを自動クリーニングする機能が本体パネル内側にあり簡単な構造です。このエアコンのその他の特徴は吹き出し口下にある本体パネルを固定するビスのカバーが幅15㌢位もある幅広でケレンなどでこじ開けてカバーを外します。
韮崎市で2010年製の東芝縦型洗濯機AW-304を分解クリーニングしました。賃貸アパートの部屋に設置されているもので14年間ではじめて分解クリーニングしたためでしょうか分解すると強く汚れが付着していました。
↑動作確認後、止水し電源プラグ、アース、給水管を外します。
↑型式 東芝 2010年製 AW-304 洗濯容量4.2kg
↑洗濯パンから出して背面の両サイドの固定ビスをとります。つづいて操作盤の右上の隠しビスをとり操作盤を右にスライドさせます。手前内側左右に引っかかっている上部パネル爪を解除すると上部パネルを後方に立ち上げできます。
↑上部パネルを立ち上げました。次に洗濯槽カバー周囲の爪を解除して外します。
↑洗濯槽カバーの裏側は強く汚れています。
↑パルセーター裏 パルセーター裏もご覧のような汚れです。パルセーター裏にワッシャーが貼り付いていました。無くさないよう一時保管しておきます。
↑脱水槽を固定している10㍉6角ボルトをTレンチで外します。ボルトはスチール製でかなり錆びています。
↑洗濯槽も強く汚れています。水垢、カビ、洗剤カスなどでヌメリがあります。この中でずっと洗濯していたのです。
↑脱水槽の汚れです。14年分の汚れが付着しています。
↑洗濯槽のクリーニング後です。キレイになりました。
↑脱水槽のクリーニング後です。屋外でブラシや高圧洗浄機を使い洗浄し汚れは一掃されました。
↑洗濯槽カバー、パルセーターのクリーニング後です。
↑組立、動作確認 洗濯パンと排水口をクリーニングしたあと元の位置に戻し元のように組立し動作確認もOK でした。 作業は2時間でした。
【あとがき】
東芝のプラスチック製洗濯槽は強度を高めるためかなり細かくフランジがあり凹が多くて洗浄しづらい構造です。東芝の洗濯容量が小さいものはプラスチック製の脱水槽です。
中央市で2007年製のレンジフードをクリーニングしました。油の付着で厳しい状況でした。
↑型式 松下電工のシステムキッチンのレンジフード 2007年製
↑フロントパネルを外しました
↑ファンを収納をしているスチールケースの正面パネルを外し ベルマウス、ファンを外します
↑分解した各パーツ
↑各パーツのクリーニング後です
↑整流板を取り付ければ終了です
↑組立後に動作確認して作業終了です
【あとがき】
3月は長期間の都留市内への往復でかなり疲れました。久しぶりのレンジフード単品クリーニングでした。明日も富士河口湖町でレンジフードクリーニングを予定しています。