📖店長ブログ
甲州市のご家庭で2013年製 東芝の縦型洗濯機AW-GH80VLを分解クリーニングしました。分解していくとかなり強く汚れが付着していましたが高圧洗浄などでキレイになりました。
↑動作確認後、止水し給水管、電源プラグ、アースを外します。この洗濯機の給水管の接続部と止水ツマミは珍しい仕様でした。写真のように洗濯機のかさあげ台付ドレンパンの低いところにあります。
↑型式 東芝 AW-GH80VL 2013年製 洗濯容量8.0kg
↑分解 本体を洗濯パンから出し 洗濯機本体背面のビス2箇所外すと上部パネルを少しだけ後方に立ち上げできます。奥のゴムダクト2箇所のスチールバンドを緩め洗濯槽カバーと縁を切ります。右奥の配線が張っているので背板の固定ビス6箇所外し背板を外します。張っている配線の矢じりインシュロックを数箇所外して配線に余裕を持たせると写真のように上部パネルを後方に立ち上げできるようになります。つづいて上部パネルが閉まらぬよう特注支持ステーで固定します。
つぎに洗濯槽カバー周囲の固定ビスを外し 爪を解除すると洗濯槽カバーを外すことができます。
↑洗濯槽カバーを外しました。
↑洗濯槽カバーの裏側の汚れ
↑パルセーター裏の汚れ
↑脱水槽ドラムを固定している10㍉6角ボルトを4本外します。通常はTレンチで外しますがスチール製のボルトの6角の角が取れていて引っ掛かりませんでした。この6角ボルトは鉄製なので必ず錆びます。メーカーはなぜステンレス製にしないのか疑問です。コストの問題でしょうか? ボルトの角がナメている場合に対応できるギアレンチがあり無事外すことができました。
↑BoltexのSAKURAギアレンチ 6角ボルトの角がとれて丸くなっていても大丈夫です。片方のヘッドがフレキシブルに動くので狭くても都合がいいです。洗濯機クリーニングする業者さんは持っていると役に立ちますよ。
↑脱水槽ドラムの抜き出し 軸が固着していて手で引き揚げ出来なかったのでギアプーラーを使い脱水槽ドラムを抜き出しました。
↑脱水槽ドラムの汚れ 脱水槽ドラム全体にカビ、洗剤カス、水垢などが付着しています。これらが洗濯中に剥がれ洗濯物に付着します。
↑洗濯槽の汚れ 水垢、洗剤カス、カビ、繊維くずなどが付着しヌメリがあります。
↑脱水槽ドラムのクリーニング後です。ステンレスの輝きでピカピカに戻りました。
↑脱水槽ドラム内側のクリーニング後です。
↑パルセーター、洗濯槽カバーのクリーニング後です。
↑洗濯槽のクリーニング後です。
↑洗濯パン、排水口のクリーニング前 ↑洗濯パン、排水口のクリーニング後です。
【あとがき】
洗濯機もエアコンと同じように使用していれば必ず汚れます。洗剤の量は標準量を守って使った方がいいです。多くいれると洗濯物がより綺麗になると思いがちですがそうではありません。溶けきらなかった洗剤が洗濯機内に残りそれを餌にカビが生えます。
数年に一度の定期的な分解クリーニングをお勧めします。
南アルプス市で2020年製の日立ビートウォッシュBW-DX100Fを分解クリーニングしました。乾燥機能付きで洗剤自動投入タンクが奥側に設置されています。
↑動作確認後、止水し 給水ホース、電源プラグ、アースを取ります。他に洗剤自動投入タンクを外します。
↑型式 BW-DX100F 2020年製 洗濯容量10kg
↑ガラストップの上蓋を外すため内側のパネルカバーの隠しビス2箇所の蓋を開けビス取ります。つぎに配線、コネクターを隠している小さなパネルカバーの隠しビスを外します。そして上蓋の左右根本のカバーパネルをケレンなどでこじって外しビスを4本外します。
↑中央の配線の隠し蓋を開けてコネクターを2箇所抜きます。
↑上蓋を外しました。 乾燥フィルターの隠しビスを1箇所外します。上部パネルを固定する手前両側面のシールで隠されているビスを外し後方左右のビスを外すと上部パネルが外せます。
上部パネル左内側に這っている配線をフックから外し 配線に少し余裕を持たせてから上部パネルを洗濯機の左サイドに仮置きすれば配線は取らなくて済みます。
↑上部パネルを外しました。電線はつながったまま洗濯機左サイドに仮置きしています。手前の黒いパネルを固定しているビス5箇所外し上部パネルを取ります。他に奥のユニットの固定ビス4箇所外します。
↑水位センサーのパイプを外します。大小ゴムダクト6箇所のスチールバンドを外し内蓋と縁を切ります。内蓋周囲の固定ビスを外し内蓋を外します。
↑内蓋を外しました。つづいてパルセーターを外します。このパルセーターの固定ビスが固着していてドライバーや底トルクの電ドラではビスが回りませんでした。幸い建設会社様でしたので高トルクの電ドラがありそれを借りたら簡単に外せました。
↑上蓋ほか外したパーツの一部です。
↑脱水槽ドラムの38㍉6角固定金具を専用工具(ハンマーレスフランジナット回し)で緩め外します。
↑脱水槽の固定金具やワッシャー
↑洗濯槽の状況
↑脱水槽のクリーニング後です
↑パルセーター、内蓋等のクリーニング後です
↑内蓋の裏側にある乾燥機能用の細長い黒いパーツは白いパーツを外すとL形の爪を破損しないで容易に外せます。
↑洗濯槽のクリーニング後です
↑元のように組立
【あとがき】
ビートウォッシュDXシリーズ(洗剤自動投入タンクがあるタイプ)でも洗濯容量12kgのものは洗剤自動投入タンクが手前にあります。オレンジ色の洗剤手動投入口も左手前にあり分解組立がより複雑になっています。
都留市でダイキンの2016年製 お掃除機能付きエアコンAN56TRを分解クリーニングしました。分解前の動作確認でお掃除ユニットに一部不具合があることがわかりました。左フィルター側が正常に動きませんでした。
↑リビングに設置されていますがすぐそばにキッチンがあります。キッチンの油煙でエアコンが汚れる場合が多いです。
↑型式 ダイキン 2016年製 AN56TRP 冷房能力5.6kW(18畳用)
↑分解 フロントパネル、ダストボックス、フィルター、サイドパネル、受光部パネル、ルーバー、お掃除ユニットなどを外します。左側のダストボックスの右の固定部品が天板方向にありダストボックスは外れていました。右側フィルターは正常に稼働していました。
↑左側のフィルターはお掃除ユニットが正常に稼働していなかった証拠でホコリが厳しく溜まっています。
↑分解したパーツ お掃除ユニットのダストボックスをはめ込む白い部品の片方だけが上の方に移動しているのがわかります。
↑お掃除ユニットまで外し終えました。上段のルーバーは右モーター軸が固く無理な力を加えたくなかったので敢えて外しませんでした。エアコン下の左側に荷物ボックスがたくさん積んであり真下に脚立を設置できず少し無理な体勢で作業しました。
↑吹き出し口 カビやホコリが付着しています。
↑フィルターのクリーニング前後 ↑パーツのクリーニング後
↑吹き出し口のクリーニング後
↑アルミフィンのクリーニング後
【あとがき】
ダイキンのお掃除ユニットのダストボックスの固定に不具合があったのは初めてでした。ダストボックスを固定する白いプラスチック部品の片方だけ離れた位置にあった理由がわかりません。お客様は触れたり外したりしようとしたことはないそうです。このダストボックスを所定の場所に一度嵌めたら簡単に外れることは考えられません。
購入先に補修依頼をした方がいいとお客様にお伝えしました。冷暖房についての不具合はなく快適に使用できるように戻りました。
甲斐市で2020年製の日立縦型洗濯機ビートウォッシュBW-V100Eを分解クリーニングしました。分解していくと内部に強い汚れが付着していましたが2時間30分後にはキレイな洗濯機に戻りました。
↑乾燥機能のないビートウォッシュです。動作確認して止水。電源プラグ、アース、給水ホースを外します。
↑型式 2020年製 BW-V100E 洗濯容量10kg
↑後方左右の隠しボルトを7㍉ソケットドライバーで外します。ビスなどを外すとき安易に電ドラを使う業者さんがいますがビートウォッシュのロング6角ボルト頭のプラスミゾは浅く切ってあります。ミゾをナメる可能性があるので出来れば電ドラは使わない方がいいです。
↑操作パネルの隠しビス2箇所を取り 嵌っている爪を解除し操作パネルを一旦外し 中のビス5箇所外します。
↑パルセーター(渦を作る回転翼)を外しました。厳しく汚れています。この段階でご依頼者様に声をかけ状況を確認していただきました。
↑パルセーター裏、洗濯槽カバー裏の汚れです。ワッシャーを無くさないように保管しておきましょう。
↑上部パネルを後方に立ち上げしました。奥の柔軟剤投入ケースに繋がるゴムダクトのスチールバンドを緩め洗濯槽カバーと縁をきると十分に立ち上げできます。洗濯槽カバー周囲のビス6箇所取り洗濯槽カバーを外します。
↑脱水槽ドラムを外します。専用工具(ハンマーレスフランジナット回し)で38㍉6角金具を緩め外します。
↑脱水槽を抜き出しました。 洗濯槽は水垢、洗剤カス、カビなどで厳しく汚れています。
↑厳しく汚れている脱水槽ドラムを屋外で洗浄します。
↑脱水槽のクリーニング後です。ご覧のようにキレイになりステンレスの輝きがピカピカです。
↑パルセーター、洗濯槽カバーのクリーニング後です。
↑洗濯槽のクリーニング後です。
【あとがき】
今日のビートウォッシュも乾燥機能のないタイプでしたので当店は14,300円の代金を頂戴しました。最近のお客様は代金の相見積もりをなさっていることが多いと感じました。作業後、代金精算のとき「⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎本舗の某店舗に確認したら3万3千円です」と言われたそうです。先日作業したお客様も同じフランチャイズの別店舗に問い合わせしたら「2万8千円です」と言われたと言っていました。あまりにも不誠実だと思われます。乾燥機能もなく他社の普通洗濯機と変わらないものをビートウォッシュという名の下、高い代金見積りする加盟店はいかがなものかと思います。こんなことをしているとこのフランチャイズからますますお客様は離れていきます。
甲斐市で2015年製 日立縦型洗濯機ビートウォッシュBW-10WVを分解クリーニングしました。乾燥機能のないタイプです。9年間の使用で各所に汚れが強く付着していました。
↑動作確認後 止水し電源プラグ、アース、給水ホースを外します。
↑型式 2015年製 BW-10WV 洗濯容量10kg
↑本体後方左右の隠しボルトを7㍉6角ソケットドライバーで外します(穴の下の方にボルトの頭があります。ミゾが浅くナメる可能性が高くプラスドライバーは極力使用しない方がいいです)
もしナメてしまったら7㍉ソケットドライバーがないと6角ロングボルトを外せません。穴の径が小さく7㍉Tレンチだと入りませんがベッセル製ソケットドライバーだと入ります。
↑操作パネルの隠しビスを2箇所取り 操作パネルを爪から外し内側の固定ビス5箇所外すと上部パネルが後方に立ち上げできます。
↑洗剤投入口に繋がるゴムダクトの端部のスチールバンドを緩め外し 後方に立ち上げます。閉まらぬよう特注ステーで固定します。洗剤投入ケース内や裏は厳しく汚れています。
つづいて洗濯槽カバー周囲のビスを外し洗濯槽カバーを外します。
↑パルセーターを外すのに引っ掛かりがないためCフックスクリュービスを軽くねじ込みそこに指をかけてパルセーターを持ち上げます。
↑パルセーター裏の汚れ パルセーター裏にワッシャーがあるので無くさないように保管しておきます。
↑脱水槽固定金具をハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。大きな金属音がするので事前にお客様へ説明しました。脱水槽は固着していて手で引き抜きできなかったのでギアプーラーを使い外しました。
↑洗濯槽の汚れ 洗剤カス、カビ、水垢などが付着しヌメリがあります。
↑脱水槽の汚れ 脱水槽ドラムの外側、内側全体に汚れが付着しています。
↑脱水槽裏底の汚れ
↑パルセーターのクリーニング後 キレイになりました。
↑脱水槽のクリーニング後 ステンレスの輝きがもどりピカピカです。
↑脱水槽裏底のクリーニング後
↑ 洗濯槽のクリーニング後
↑組立・動作確認
【あとがき】ビートウォッシュでも乾燥機のないタイプなので作業は他メーカーの普通洗濯機と同じようにスムーズで2時間30分でした。 お客様の話では⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎本舗の某店舗にビートウォッシュの分解クリーニングの見積りをしたところ「日立製は特殊な構造なので28,600円」と言われたそうで当店の2倍だったと呆れていました。ご覧いただいた通り今日のビートウォッシュは特別な構造ではありません。どこが特殊構造なのか?
代金は各社それぞれの考えで決めているのでいい悪いは言えませんが⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎本舗の場合、ビートウォッシュに乾燥機能があってもなくても高い料金にしているようです。 ⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎本舗に頼まなくてよかったとのことでした。