📖店長ブログ
山梨県富士吉田市で2017年製シャープの縦型洗濯機ES-PX8Bを分解クリーニングしました。軽度な汚れでしたので2時間かからずに終了しました。
この洗濯機は簡易乾燥機付きですので曹内が密閉されるように蛇腹ゴムが洗濯槽の上にあります。
↑ガラストップで簡易乾燥機能が付いています。動作確認後、止水し電源プラグ、アース、給水管を外します。
↑型式 2017年製 洗濯容量8.0kG ↑まずパルセーター(回転翼)を取ります。裏のワッシャーを無くさないよう保管します。固着していて手で引き揚げできなかったのでCフックスクリューネジを穴に軽くねじ込み指をそこにひっかけ引き揚げします。
↑両サイドの隠しビス4箇所を取り 洗濯槽カバーに固定されている蛇腹ゴムの隠しビス7箇所取りました。上部パネルを立ち上げ特注支持ステーで固定します。つづいて洗濯槽カバー周囲のビス8箇所取り洗濯槽カバーを外します。蛇腹ゴムは汚れが軽度のため片側だけ外しました。左奥の透明のパイプ(水位センサー)はパンパンに張っています。上部パネルを勢いよく立ち上げするとパイプの端部が外れる恐れがあります。外れたら後方の乾燥機のところのパネルやガラストップなどを外さないと接続できないので少し面倒な作業になりますので注意しましょう。最初からリスクを考え背面パネルを外しパイプの結束バンドを緩めておくのもいいと思います。
↑洗濯槽を固定する10㍉6角ボルトをTレンチで緩め外します。
↑洗濯槽の汚れはひどい状況ではありませんでした。
↑脱水槽、パルセーター、洗濯槽カバーなど軽度の汚れです。シャープは穴なし曹です。
↑洗濯槽のクリーニング後
↑脱水槽、パルセーター、洗濯槽カバーのクリーニング後
【あとがき】
今日の洗濯機は汚れが軽度でしたのでクリーニングする立場としては少し物足りない感じでした。お客様も汚れ具合を確認され拍子抜けされていました。
明日も河口湖周辺での仕事になります。ありがとうございました。
富士河口湖町で2017年製の日立縦型洗濯機ビートウォッシュBW-V80Aを分解クリーニングしました。小さなお子様がいるので洗濯機は清潔にしたいとの思いを持ったお客様から3回目のご依頼でした。
↑乾燥機能のない通常の縦型洗濯機です。
↑型式 2017年製 洗濯容量8.0kG
↑パルセーター(回転翼)を最初に外します。カビや洗剤カスが付着しています。裏側のワッシャーも無くさぬよう保管します。
↑操作パネルの隠しビスを取り上部パネルを固定している5箇所のビスを取ります。
↑後方2箇所の隠しボルトを7㍉6角ソケットドライバーを使い緩め外します。プラスドライバーだとミゾを舐める可能性がありますので7㍉6角ソケットドライバーを用意しておくといいです。電動ドリル用の7㍉6角レンチだと太くて穴に入らなく使えないことが多いです。
↑上部パネルを固定する後方の特殊なロングボルトです。2本あります
↑上部パネルを立ち上げました。奥の蛇腹ゴムダクトの端部のスチールバンドを掴み洗濯槽カバーと一時縁を切ります。閉まらぬように特注支持ステーで固定します。洗濯槽カバーを固定する周囲6箇所のビスをとり洗濯槽カバーを外します。
↑脱水槽を固定している38㍉6角金具を専用工具(ハンマーレスフランジナット回し)で緩め外します。固定金具の下に波打ったワッシャーがあります。 固定金具はとてもタイトに締まっているので着脱のとき大きな金属音がします。事前にそのことをお客様にお伝えしておくとびっくりしません。
↑脱水槽の固定金具とワッシャー
↑ 脱水槽が軸に固着していて手で引き揚げできなかったので専用工具(ギアプーラー3本爪 サイズ100)を使い外しました。
↑洗濯槽 洗剤カス、カビなどでヌメリがありますが軽度です。
↑脱水槽 カビ、水垢、洗剤カスなどが強く付着しています。
↑クリーニング後の脱水槽 白いプラスチックのバランサー部分はステンレスの端部がかしめてあるので無理にこじらず外さないでクリーニングしました。
↑クリーニング後のパルセーター、洗濯槽カバー
↑クリーニング後の洗濯槽
【あとがき】
乾燥機能のないビートウォッシュですので上記のように特別な構造になっていません。作業時間は予定通りの2時間でした。ビートウォッシュという名前だけで ものすごく高い代金にしている業者が世の中にありますがお客様を騙している業者です。騙されないように注意しましょう。
富士河口湖町で2018年製パナソニックエオリアのお掃除機能付きエアコンCS-EX288Cを分解クリーニングしました。
↑2階寝室に設置されているエアコンです。従来のEXシリーズに比べ丸みを持ったやさしい外観になりました。
↑型式 2018年製 冷房能力2.8kW(8畳用)
↑分解 フロントパネル、フィルター、底板、ルーバー、サイドパネル、ホースカバー、お掃除ロボットを外します。
↑底板とサイドパネルを外しました。底板の爪がサイドパネルに嵌まっているので手前斜め下に引っ張る感じで底板を外してからサイドパネルを外します。
↑左基盤 2箇所のコネクターを外し奥のダストファンのジョイント部を外します。
↑お掃除ロボットに繋がる配線のコネクターを電装部から外しお掃除ロボットを外しました。
↑分解したパーツです。
↑吹き出し口、ファン。 厳しくカビが付着していますのでエアコン風はカビ臭いしエアコンの効きも悪くなっています。
↑養生 電装部やコネクターを養生しエアコン全体を養生ポリシートで手養生します。
↑高圧洗浄後の吹き出し口、ファンです。
↑回収した汚水です。
【あとがき】
河口湖付近はたくさんの観光客で道路渋滞でした。外国人の方も多いですが県外ナンバーの自家用車もいっぱいです。これじゃ新型コロナウイルスは減らないのは当然です。
パナソニックのお掃除機能付きエアコンのほとんどは屋外排出型でこれは他社にない機能です。ダストファンでホコリを外の空気中に排出します。他社はダストボックスにホコリを溜めるようになっていますので時々、ご自分でダストボックスを外しお手入れする必要があります。どちらがいいとは言えません。
甲府市で2002年製 ダイキンの天井埋込型エアコン2方向 F50AGVを分解クリーニングしました。2002年製で21年前の古い機種です。エアコン風がカビ臭くなったとのことでクリーニングご依頼いただきました。
↑リビングのエアコンです。
↑型式 ダイキンF50AGV 2002年製 冷房能力5.0kw(16畳用)
↑動作確認後、ブレーカーを落とし吸込みグリル、フィルターを外します。本体パネルに繋がる配線、コネクターを基盤から外し本体パネルを外します。
↑本体パネルを外しました。4箇所のネジと1箇所の落下防止ストッパーがあります。4箇所のネジの内、2箇所はだるま穴なのでネジは完全に取らず残しておきます(本体パネルを取り付ける時にひとり作業でも取付しやすいので)
↑発砲スチロール製のドレンパンを外します。ネジ4箇所で固定されています。結露水が溜まっているので水平を保ちながら下に降ろします。
↑ドレンパンを外しました。吹き出し口は2方向なので送風ファンは2つあります。
↑吹き出し口、送風ファンです。 カビが全体に付着していますのでエアコン風がカビ臭い原因です。
↑養生 電装部をタオルとマスカーで養生しエアコン全体を養生カバーで覆い高圧洗浄します。近くのソファーも飛沫がかからないように養生ポリシートで覆います。
↑高圧洗浄後の送風ファンです。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した洗浄水は真っ黒でした。カビ、雑菌、ホコリなどが含まれています。エアコンを洗浄した洗剤水は 高アルカリ性ですので自宅に持ち帰り中和させて廃棄しました。
【あとがき】
こちらのご家庭も室内犬がいるので年間を通してエアコンを使用しているとのことでした。エアコンにカビはどうしても付着してしまいますので定期的な分解クリーニングをお勧めします。
明日は富士河口湖町でお掃除機能付きエアコンクリーニングのお客様とビートウォッシュクリーニングのお客様を予定しています。
9/5追記 【翌日不具合が発生しました】
作業の翌日、お客様から冷房が冷えないとの連絡をいただきました。エアコンが冷えない原因として考えられるのはコンプレッサーの故障か冷媒(エアコンガス)漏れなどです。すぐにメーカーの修理相談窓口に連絡しお客様と訪問調査日時を決めてもらいました。
9/5に調査してもらったところ室内機の熱交換器の一部からエアコンガスが漏れていることがわかりました。21年前の製品なので部品が腐食していた箇所に高圧洗浄の水が当たり冷媒(エアコンガス)が漏れたとのことです。水圧は2.0MPa(メガパスカル)で作業しましたので通常の高圧洗浄の圧力です。メーカーのサービスエンジニアの話では 「このような古いエアコンは熱交換器を高圧洗浄すると冷媒漏れ(エアコンガス漏れ)する可能性が高くなる」ということでした。幸い交換部品が奇跡的にメーカー倉庫にあり9/11に補修工事になりました。交換部品は熱交換器だけでなくドレンパンも変える必要があります。
古い製品はこのように通常クリーニングをしても故障する可能性があります。10年を超えるものは保証の対象外にしていることが多いですが私は作業前にお客様にその旨きちんと説明をしませんでしたので費用を負担することにしました。悪夢です。古いエアコンをクリーニングするみなさん、注意なさってください。
笛吹市で2011年製 パナソニックのお掃除機能付きエアコンCS-EX221CとCS-221CXRを分解クリーニングしました。CS-EX221Cのクリーニングの様子をご紹介します。
↑2011年製 冷房能力2.2kW(6畳用) 動作確認後に正面パネル、フィルター、サイドパネル、ルーバーパネル、お掃除ロボットなどを順に外します。
↑吹き出し口、送風ファン 強くカビが付着しています。
↑アルミフィン(熱交換器) 全体にカビが付着しています。
↑ルーバーパネル 点々と黒カビが付着しています。
↑お掃除ロボット 右の黒いL形ブラシが左右に稼働しながらフィルターの表面のホコリを吸い取り 手前のホースを通って左端にあるダストファンから屋外に放出される仕組みです。
↑養生 電装部とエアコン周囲を養生して高圧洗浄します。
↑吹き出し口の洗浄後 付着していたカビは高圧洗浄で一掃されました。
↑アルミフィンの洗浄後です。エアコン効率もアップします。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した洗浄水はご覧のように汚れていました。
【あとがき】
一昨日に続いて同じお客様宅でエアコンクリーニングをさせていただきました。4台のパナソニックお掃除機能付きエアコンでしたので 二日に分けての作業としました。パナソニックのお掃除機能付きエアコンは配線が混みいっていることや外すコネクターが多いので分解組立に少し時間がかかります。2~3年毎の定期的な分解クリーニングをお勧めします。
今日の作業は順調に進んでお掃除機能付きエアコン2台で3時間でした。作業後の動作確認で「タイマー点滅エラー」は出ず無事帰路につきました。明日から9月。明日は甲府市内でお掃除機能付きエアコンと天井埋込型エアコンのクリーニングを予定しています。