📖店長ブログ
南アルプス市で2018年製 ダイキンのお掃除機能付きエアコンうるさら7 AN63VRPを分解クリーニングしました。愛犬のために1日中エアコンを使っていたとのことでエアコンの吹き出し口やアルミフィンは強くカビの付着がありました。
↑リビングの少し高い所に設置されています。 暖房時の加湿機能が付いています。
↑型式 ダイキン 2018年製 AN63VRP 冷房能力6.3kW(20畳用)
↑電装部 正面受光部パネルとお掃除ユニットに繋がる配線のコネクターを3箇所外します。
↑正面パネル、ダストボックス、フィルター、ルーバー、サイドパネル、受光部パネル、お掃除ユニットを外しました。エアコンと天井とのスペースが10センチ以上ありましたのでお掃除ユニットを外すことができました。ダイキンのお掃除ユニットは奥側の肉厚があるので天井とのスペースが狭いと外すことができません。エアコンの右側も壁とのスペースが10センチ以上ないと電装部のコネクターが外せないので分解ができません。このエアコンを設置した方はエアコンの標準取付基準をきちんとわかっているきちんとした業者さんだと思われます。
↑吹き出し口、送風ファンの汚れ。カビが強く付着しています。
↑アルミフィン(熱交換器)の汚れ。2年くらい前にエアコンクリーニングを頼んだことがあったそうですがエアコンの分解はせずにエアコンスプレーを噴霧しただけで2万5千円だったというお話をお客様から聞きました。
↑ドレンパンの汚れ アルミフィンで発生した結露水を溜めるドレンパンも強く汚れワカメ状のヌメリがあります。これらがドレンホースに詰まると結露水が室内に漏れることがあります。
↑養生 電装部やエアコン周囲を養生し高圧洗浄に備えます。
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。防カビコート処理も施しました。うるさら7のアルミフィンは高耐食樹脂をコーティングしてあるので少し青い色をしています。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した洗浄水を回収すると真っ黒でした。カビ、ホコリ、雑菌などが含まれています。
↑組立、動作確認 元のように組立し動作確認もOKです。
【あとがき】エアコンクリーニングをする業者は世の中にたくさんあります。大手フランチャイズ、個人事業主、電気屋、何でも屋、便利屋など様々です。作業スキルも千差万別で中には不誠実な業者もたくさんあります。初めてエアコンクリーニングを考えているお客様はどこに頼むか迷ったり悩んだりしていると思います。そんな方々が当店のホームページにたどり着いたら幸運だと思います。
明日は北杜市内でのエアコンクリーニングを予定しています。ありがとうございました。
甲斐市で2010年製 パナソニックのノーマルエアコンを分解クリーニングしました。普通の壁掛エアコンですが本体パネルを外すとお掃除機能付きエアコンにあるようなユニットがあります。
↑リビングに設置されているエアコンです。パナソニックのノーマルエアコンの場合、すぐ年式を確認します。パナソニックの2011年~2014年製のノーマルエアコンはクリーニング後に吹き出し口右から水漏れする事例がたくさんあります。それを補修するパーツをパナソニックが販売しているのでメーカーも認識している証拠ですがリコールにはなっていません。水漏れする場合としない場合があるからでしょうか?
↑型式 パナソニック 2010年製 CS-560CV2 冷房能力5.6kW(18畳用)
↑正面パネル、フィルター、ルーバーを外しました。ルーバーを動かすモーターの配線、コネクターを電装部から外してからユニットを外します。ユニットは4箇所ビスで固定されています。
↑電装部 ルーバーの稼働用モーターの配線と温度センサーの配線の2箇所外します。
↑パーツを外し終えました。養生して高圧洗浄します。
↑吹き出し口、ファンのクリーニング前 お客様がご自分でルーバーの隙間から届くところだけ苦労してお掃除なさったとのことでした。
↑吹き出し口、ファンのクリーニング後です。
↑汚水 高圧洗浄し回収した洗浄水は黒く汚れています。
【あとがき】たまにお掃除機能付きエアコンのユニットのようなものがノーマルエアコンにもあります。フィルターを差し込むだけでしか使ってないので勿体無いと思ってしまいます。
それにしても毎日毎日 迷惑メール、詐欺メール、フィッシングメールが自分のメールアドレスに大量に届きうんざりします。特にAmazonをかたるものはひどい。朝、昼、夕方、深夜、早朝と時間を選ばず毎日50〜100通位は届きます。発信元アドレスはちょっとづつ変えてありますが基本は同じところからです。
このようなものが自動で迷惑メールボックスに振り分けられていますが 毎日、何回も削除しています。受信拒否メール設定はmaxの1000件してあるので一部解除して拒否登録してみましょう。
甲府市内にある甲州地鶏で人気の居酒屋で2008年製 ダイキンの業務用壁掛エアコンFAP63Aを2台クリーニングしました。本体パネルやフィルターに油が付着、そこにホコリが付着し強く汚れています。
↑2台とも座敷に設置されていますが厨房が近く油煙、ホコリが付着しています。
↑型式 ダイキン 2008年製 FAP63A 2.5馬力
↑フロントパネル、フィルター、ルーバーを外しました。天板側も油煙とホコリでベタベタ汚れです。
↑分解したパーツは店外で高圧洗浄します。フィルターもベタベタが手に貼りつきます。
↑アルミフィンの汚れ。顔を近づけると湿った異臭が漂います。
↑吹き出し口、ファンの汚れ 送風ファンにカビが固まって張り付いています。
↑養生 電装部やエアコン周囲をウエス、マスカー、養生ポリシートで養生し 洗浄汚水を回収するためのポリタンクをセットして高圧洗浄に入ります。
↑アルミフィンのクリーニング後。 15年前の製造品なのでアルミフィン内部のエアコンガスの銅管が腐食しもろくなっていないか少し心配しての作業でした。
↑吹き出し口、ファンのクリーニング後。キレイになりました。
↑パーツのクリーニング後。ベタベタ汚れは一掃されキレイに。
↑組立、動作確認。屋外でキレイにしたパーツを元のように組立し動作確認もOK。心地いい風が注がれました。
↑汚水 高圧洗浄したあとの洗浄水です。油、カビ、ホコリ、雑菌などで汚れています。
【あとがき】
新型コロナ禍前にクリーニングしたことがある人気の居酒屋さんのエアコンです。厨房の近くなのでどうしてもエアコンが焼き物の油煙を吸って油汚れしてしまいます。夕方からの開店前には無事終了しお客様をお迎えできます。
今日の業務用エアコンも製造から15年経過しているダイキン製ですので 熱交換器(アルミフィン)を高圧洗浄すると内部の銅管(エアコンガスが通っている)からエアコンガス漏れする可能性があり少し不安を持っての作業でした。
南アルプス市で2016年製 日立の乾燥洗濯機BW-D11XWVを分解クリーニングしました。洗濯物に黒いカスが付着するようになったとのことでのご依頼です。別の場所で使用していたものをご自宅で使用することにしたそうで庭に一時仮置きしてありました。広々としていて作業しやすい状況でした。
↑屋外作業で動きやすく天気も良くて最高です。ガラストップのオシャレな洗濯機です。
↑型式 BW-D11XWV 2016年製 ↑分解 三角形の洗剤投入ケースの蓋を開けシルバー色の小さなパネルの上部両端の小さな凹にケレンなどを差し込み丁寧にこじ開け シルバー色の小さなパネルを外します。これを知らないとこの洗濯機の分解は出来ません。つづいて左端の穴の中の上部パネルを固定するビスを取ります。つぎに写真に写っている右のビスを取ると操作パネルが左にスライドでき右端の隠しビスを取ることができる構造です。
↑操作パネルを外すと右端の穴の中に上部パネルを固定するビスがあります。左の洗剤投入ケースの三角形の蓋は 白いロックバーをスライドさせ外してあります。この操作パネルは配線を外さなくても分解に支障はありません。
↑洗濯機後方左右の7㍉6角ロングボルトを6角ソケットドライバーで緩め外します。日立のビスはミゾが浅いので普通のプラスドライバーや電動ドライバーだとミゾをナメる可能性があり使わない方がいいです。
↑一番下の異物トラップのRパネルを外してビス3箇所外し下に下げるとフロントパネルが外せます。
↑右端内側にあるビニール袋に包まれた上部パネルに繋がる配線のコネクター3箇所外します。配線はプッシュマウントタイとインシュロックで鋼板にきつく固定されているので一時緩め配線に余裕を持たせる必要があります。
↑乾燥フィルターケースの奥に隠れているビス2箇所とオレンジの洗剤投入ケース周囲の爪をずらすと上部パネルが外せます。このビスは磁石につかないタイプなので組立のときフィルターケース奥のビス穴に入れづらいです。
↑配線、コネクター、パイプ、水位センサー、蛇腹ゴムダクトなどたくさん外しユニットをゴッソリ外します。コネクターは同形状のものがあるのでナンバーをつけ組立の時、迷わないようにします。間違って接続すると基盤が壊れてしまい思わぬ出費につながります。狭いうえに固定バンドがとても固かったりで少しイラッとしますが我慢です。あと少しです。
↑奥のユニットを外し終えました。一番奥の白いボックス内に綿ぼこりが詰まっていました。ここまでくるとひと安心です。あとは普通の洗濯機の分解と同じです。内蓋周囲のビス10箇所外しアースをとれば内蓋を外せます。
↑パルセーター(回転翼)の固定金具を緩め外しパルセーターを外します。ビス1本で固定されていることが多いですが大容量だと14㍉のナットと2種類のワッシャーで固定されています。
↑パルセーター裏の汚れ 水垢、洗剤カス、カビなどが付着しています。市販の洗濯槽クリーナーをときどき使用しているそうですがご覧のような状況です。
↑脱水槽を固定している44㍉の6角金具を外します。専用工具(38㍉用ハンマーレスフランジナット回し)に44㍉用アダプター(トクナハズシという名前で日立の販売店で3,000円位で入手できます)を嵌め固定金具を緩め外します。
↑ハンマーレスフランジナット回しとトクナハズシ
↑脱水槽が軸に固着していたのでギアプーラー(サイズ125 2本爪)を使い外しました。サイズ100だと使えないと思います。
↑脱水槽固定金具44㍉とパルセーター裏のワッシャー 固定金具の下に波打った大きなワッシャーもあります。
↑分解したパーツです。
↑脱水槽ドラム内側の汚れです。
↑脱水槽裏底の汚れ 乾燥機能を使用なさっていたからか意外に脱水槽側面は厳しい汚れではありません。裏底は厳しく洗剤カス、水垢、カビなどが付着しています。
↑洗濯槽の汚れ カビ、洗剤カス、水垢、繊維クズなど付着しヌメリがあります。
↑パルセーターのクリーニング後です。
↑脱水槽のクリーニング後です。ステンレスがピカピカに輝いています。
↑脱水槽裏底のクリーニング後です。凹凸に入り込んでいた汚れはご覧のようにキレイに。
↑洗濯槽のクリーニング後です。ヌメリもなくなり清潔になりました。
【あとがき】今日も楽しくビートウォッシュのクリーニングをしました。複雑な構造の洗濯機やお掃除機能付きエアコンは好きです。乾燥機能付きのビートウォッシュは分解で1時間、洗浄で1時間30分、組立で1時間 合計3時間30分程度かかりますので普通の洗濯機より1時間程多くかかります。
洗剤は標準量を守り使用したほうがいいです。多く使うと溶けきらない洗剤が残り カビの発生原因になります。エアコンと同じく洗濯機も定期的な分解クリーニングをおすすめします。ありがとうございました。
明日は甲府市内でノーマルエアコンクリーニングを午前午後と予定しています。
忍野村で2022年製 東芝の縦型洗濯機AW-10M7を分解クリーニングしました。まだ1年しか使っていないのに洗濯物に黒いカスが付着して困っているとのことでご依頼いただきました。
↑分解 動作確認してから止水し電源プラグ、アース、給水管、お湯取りホースを外します。
↑型式 東芝 2022年製 AW-10M7 洗濯容量10.0kg
↑パルセーターを最初に外します。裏側はご覧のような汚れです。洗剤カス、水垢、ワカメ状のかびが付着しています。このままシャワーをかけただけでは張り付いていて全く落ちません。
パルセーター裏のワッシャーは2枚重ねです。無くさないよう注意します。
↑分解しやすいように洗濯機を洗濯パンから手前に持ち上げ移動します。両サイドの隠しビスと、背面のビス2本を外し上部パネルを後ろに立ち上げます。閉まららないように特注支持ステーで固定します。 上蓋がガラストップなのでかなり重量があり特注支持ステーだけだと不安定です。ガラストップはそのままだと後方に開いてしまいます。閉めたままにするには養生テープなどで開かないよう仮止めしておきます。上部パネルの奥側をズレないように固定しておかないと思わぬ破損の恐れがありますので注意しましょう。 つづいて洗濯槽カバー周囲のビス4箇所と爪3箇所ズラし洗濯槽カバーを外します。
↑パルセーターを外すと脱水槽底は強くヌメリがある黒カビが付着していました。 つづいて脱水槽を固定する38㍉6角金具をハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。東芝は10㍉6角ボルト4本で固定されている場合が多いですがこれは洗濯容量10kgなので38㍉6角金具なのでしょうか?
↑38㍉6角金具です。この下にハット形のワッシャーがあります。
↑脱水槽が軸に固着していたのでギアプーラー3本爪で引き上げました。
↑脱水槽を抜き出した洗濯槽です。水垢、洗剤カス、黒カビなどが強く付着しています。大量の黒カビは洗剤や柔軟剤の溶け残りや洗濯物から出た皮脂をエサにカビが増殖したものです。たった1年でこれだけ汚れてしまいました。
↑脱水槽の汚れ 水垢、洗剤カス、カビが付着しステンレスがくすんでいます。
↑脱水槽裏底の汚れ 凹凸に汚れが入り込んでいます。
↑脱水槽のクリーニング後 ステンレスの輝きがピカピカです。
↑パルセーター裏のクリーニング後です。キレイになりました。
↑洗濯槽のクリーニング後です。明日からまた楽しく洗濯していただけると思います。
排水口と洗濯パンを掃除して元のように組立し動作確認もOKでした。作業時間は汚れが厳しかったので3時間かかりました。
【あとがき】
忍野村はわが家から片道50kmあります。山中湖と河口湖の中間位にあり忍野八海で有名なところです。山梨県ナンバーワンの業績の会社もあり観光産業とロボット産業が共生したいい所です。
洗濯機の洗剤は標準の量を使ってほしいと思います。多く使うとよりキレイになるのではと多く使いがちですが溶けきらない洗剤が洗濯機内に残り 洗濯槽や脱水槽が汚れる原因になります。
今日のお客様も洗濯機を買ってまだ1年で上記のような汚れが付着していました。エアコンと同じように定期的な分解クリーニングをお勧めします。ありがとうございました。