お問い合わせ
080-8871-4471

📖店長ブログ

2023-09-01 15:58:00

甲府市で2002年製 ダイキンの天井埋込型エアコン2方向 F50AGVを分解クリーニングしました。2002年製で21年前の古い機種です。エアコン風がカビ臭くなったとのことでクリーニングご依頼いただきました。

 

IMG_4290.jpeg

↑リビングのエアコンです。

 

IMG_4279.jpeg     IMG_4283.jpeg

↑型式 ダイキンF50AGV  2002年製  冷房能力5.0kw(16畳用)

 

IMG_4275.jpeg      IMG_4276.jpeg

↑動作確認後、ブレーカーを落とし吸込みグリル、フィルターを外します。本体パネルに繋がる配線、コネクターを基盤から外し本体パネルを外します。

 

 IMG_4277.jpeg

↑本体パネルを外しました。4箇所のネジと1箇所の落下防止ストッパーがあります。4箇所のネジの内、2箇所はだるま穴なのでネジは完全に取らず残しておきます(本体パネルを取り付ける時にひとり作業でも取付しやすいので)

 

IMG_4278.jpeg

↑発砲スチロール製のドレンパンを外します。ネジ4箇所で固定されています。結露水が溜まっているので水平を保ちながら下に降ろします。

 

IMG_4282.jpeg

↑ドレンパンを外しました。吹き出し口は2方向なので送風ファンは2つあります。

 

IMG_4280.jpeg

↑吹き出し口、送風ファンです。 カビが全体に付着していますのでエアコン風がカビ臭い原因です。

 

IMG_4284.jpeg    IMG_4285.jpeg

↑養生 電装部をタオルとマスカーで養生しエアコン全体を養生カバーで覆い高圧洗浄します。近くのソファーも飛沫がかからないように養生ポリシートで覆います。

 

IMG_4288.jpeg

↑高圧洗浄後の送風ファンです。

 

IMG_4289.jpeg

↑アルミフィンの高圧洗浄後です。

 

IMG_4286.jpeg

↑汚水  エアコンを高圧洗浄した洗浄水は真っ黒でした。カビ、雑菌、ホコリなどが含まれています。エアコンを洗浄した洗剤水は 高アルカリ性ですので自宅に持ち帰り中和させて廃棄しました。

 

【あとがき】

こちらのご家庭も室内犬がいるので年間を通してエアコンを使用しているとのことでした。エアコンにカビはどうしても付着してしまいますので定期的な分解クリーニングをお勧めします。

明日は富士河口湖町でお掃除機能付きエアコンクリーニングのお客様とビートウォッシュクリーニングのお客様を予定しています。

 

 

9/5追記  【翌日不具合が発生しました】

作業の翌日、お客様から冷房が冷えないとの連絡をいただきました。エアコンが冷えない原因として考えられるのはコンプレッサーの故障か冷媒(エアコンガス)漏れなどです。すぐにメーカーの修理相談窓口に連絡しお客様と訪問調査日時を決めてもらいました。

9/5に調査してもらったところ室内機の熱交換器の一部からエアコンガスが漏れていることがわかりました。21年前の製品なので部品が腐食していた箇所に高圧洗浄の水が当たり冷媒(エアコンガス)が漏れたとのことです。水圧は2.0MPa(メガパスカル)で作業しましたので通常の高圧洗浄の圧力です。メーカーのサービスエンジニアの話では 「このような古いエアコンは熱交換器を高圧洗浄すると冷媒漏れ(エアコンガス漏れ)する可能性が高くなる」ということでした。幸い交換部品が奇跡的にメーカー倉庫にあり9/11に補修工事になりました。交換部品は熱交換器だけでなくドレンパンも変える必要があります。

古い製品はこのように通常クリーニングをしても故障する可能性があります。10年を超えるものは保証の対象外にしていることが多いですが私は作業前にお客様にその旨きちんと説明をしませんでしたので費用を負担することにしました。悪夢です。古いエアコンをクリーニングするみなさん、注意なさってください。