📖店長ブログ
甲府市でアイリスオーヤマ製の縦型洗濯機を分解クリーニングしました。アイリスオーヤマ製は珍しいですが他のメーカー品と比べて特に劣るようなところは見当たりません。アイリスオーヤマのコンセプト「必要な機能だけつける」というシンプルなものです。
↑アイリスオーヤマは何でも作っているんですね。 洗濯容量6.0kg
↑パルセーター 最初にパルセーター(回転翼)を外します。中央のネジカバーをとってからネジを緩め外します。穴にCフックスクリューネジを軽くねじ込んでつまみ上げます。裏側のワッシャーを無くさないように保管します。
↑上部パネルを立ち上げるために両サイドと背面のビスをとります。上部パネルが閉まらぬように特注支持ステーで固定します。
↑パルセーター裏と洗濯槽カバー裏 カビ、水垢、洗剤カスなどが付着しています。
↑脱水槽 脱水槽を固定する4本の8㍉6角ボルトを緩め脱水槽を外します。ステンレスが汚れで黒変しています。
↑脱水槽裏 洗剤カス、水垢などが付着しています。
↑洗濯槽 溶け切らない洗剤カスや柔軟剤残りが内壁に強く付着していて まずケレンで削ぎ落とす必要がありました。
↑脱水槽のクリーニング後です。ステンレスの輝きが戻りピカピカです。
↑パルセーターと洗濯槽カバーのクリーニング後
↑洗濯槽のクリーニング後です。汚れを除去し元のように清潔な洗濯槽になりました。
【あとがき】
アイリスオーヤマの洗濯機はあまり分解クリーニングしたことがありません。少しマイナーな感じがしますがシンプルな構造です。ただ、脱水槽ドラムを固定している6角ボルトは8mm径でした。他のメーカーの脱水槽ドラムの6角ボルトは10mmなので初めて8mmボルトで面食らいました。
エアコンと同じように2~3年に一度は分解クリーニングをお勧めします。
笛吹市四日市場で2011年製 パナソニックのお掃除機能付きエアコンCS-501CXR2とCS-EX281Cを分解クリーニングしました。愛犬がいるのでエアコンは1年を通して使用しているとのことで熱交換器や吹き出し口、送風ファンなどは厳しくカビが付着する重篤な状況でした。 リビングのエアコンクリーニングの様子をご覧いただきます。
↑リビングのエアコン
↑型式 2011年製 冷房能力5.0kW(16畳用)
↑分解 フロントパネル、フィルター、サイドパネル、ルーバー、受光部パネル、ダストファン、お掃除ロボットを順に外します。受光部パネルとお掃除ロボットとダストファンを外すため 電装部に繋がる混み入った配線とコネクターをたくさん外す必要があります。ルーバーはサイドパネルを外した後でないと外すことができない機種です。
↑アルミフィン(熱交換器)全体がカビとホコリで覆われていて真っ黒です。顔を近づけると湿った異臭が漂います。このまま高圧洗浄するとドレンホースがカビやホコリで詰まり 結露水が室内に漏れる可能性があるので一旦エアコン洗浄剤とブラシで汚れを除去しました。
↑吹き出し口、送風ファン 強くカビが付着して固まっています。カビ菌を室内に放出している状況で人やペットちゃんの健康によくありません。この状態では設定温度を最低にしてもあまり冷えませんしエアコンに余計な負荷をかけてしまっています。
↑養生 エアコン周囲と電装部周囲をマスカーや養生ポリシートで養生し高圧洗浄に備えます。当店は市販の洗浄カバーは使わず都度、養生ポリシートとマスカーを使い手養生しています。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。真っ黒だったのがアルミ色に戻りました。エアコン効率もアップすることでしょう。
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。付着していたカビは一掃され心地いいエアコンの風が注がれるように戻りました。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した洗浄水はご覧のように墨汁のように真っ黒でした。カビ、ホコリ、雑菌などが含まれています。
↑組立、動作確認 動作確認でタイマー点滅のエラーが表示されました。リモコンでエラー内容を確認するとダストファンに関するエラーでしたので再分解しました。電装部の配線をチェックしコネクターを着脱し再確認しましたがタイマー点滅はなおりませんでした。再び分解しお掃除ロボット、ダストファンを外し再取付したところようやくタイマー点滅は治りました。ダストファンの嵌合部がきちんと奥まではまっていなかったようでした。お客様にご迷惑をおかけしました。
2~3年毎の定期的なエアコンクリーニングをおすすめします。
明日は甲府市で洗濯機クリーニングを予定しています。ありがとうございました。
甲斐市内の某デイサービスでダイキンのノーマルエアコンを3台クリーニングしました。2年前に分解クリーニングしたエアコンですが吹き出し口、ファンにはカビが強く付着していました。
↑床上3mの高所に設置されています
↑赤外線距離計で測定しました
↑片流れ屋根なので高所に設置されます。食堂に2台設置されています。
↑アルミフィン
↑吹き出し口、ファン
↑吹き出し口、ファンの高圧洗浄後です
【あとがき】
自分が普段車に積んででいる脚立はエアコン高所用の7尺、家庭用壁掛用の4尺、家庭用レンジフード用の2尺です。7尺を使って床上3m位までがやっとです。脚立は安全上、天板に乗って作業することは禁止されています。
日常、エアコンクリーニングしていてエアコンの上下左右何もない作業しやすい状況は少ないです。
国民健康保険に加入していますが病院に出す某認定証が必要になり自宅に近い市役所の白根支所 白根窓口サービスセンターに出向きました。用件を伝え健康保険証一体型マイナカードを提示したところ「健康保険証一体型マイナカードは使えません。健康保険証を出してください」とのこと。驚いた。国が率先して進めているものが市役所でまだ使えないなんてバカげている。カード読み取り機がまだ設置されていないのでしょうか?
住民想いの気持ちが不足している支所です。 保険証一体型マイナンバーカードは2年前から使えることになっているのに日本国って何をやっているんだろう。
本庁に確認苦情電話をいれたところ支所の担当女性からお詫びの電話をいただきました。
韮崎市のご家庭で2020年製 パナソニックの縦型洗濯機NA-FA80H8を分解クリーニングしました。購入して3年弱ですが洗濯中に黒いカスが出てくるようになったとのことでご依頼いただきました。
↑パナソニック NA-FA80H8 2020年製 洗濯容量8.0kG
↑パルセーター(渦を作る回転翼)を最初に外します。これが取れなかったらその先の分解ができないため動作確認後 止水し電源プラグ、給水ホース、アースを取ったら最初にパルセーターを外す作業をします。固定ネジが洗剤カスや他の汚れなどで固着してしまい 電動ドリルを使ってもネジが回らないことが稀にあります。ネジビットは#3番を使います。それより小さいとネジのミゾを舐めてしまい取れなくなってしまいます。
↑パルセーター裏 カビ、水垢、洗剤カスなどが強く付着しています。裏側中央のワッシャーを無くさないよう注意します。
↑上部パネルを固定する両サイドと背面のビスを取り 右後ろの配線に余裕を持たせるためプッシュマウントタイ(頭が矢じりタイプの結束バンド)を2箇所解除し上部パネルを後方に立ち上げます。上部パネルの手前内側に2箇所爪が入り込んでいるのでそれをズラさないと立ち上がりません。背板の亜鉛鉄板も外しておき組立の時、プッシュマウントタイを元の穴に取付ます。上部パネルが閉まらないよう特注支持ステーで固定します。つづいて洗濯槽カバーを取ります。
洗濯機の鋼板の端部は切りっぱなしのため指や手のひらの一部を切ってしまい出血することがあるので注意して作業します 。
↑脱水槽ドラムを固定する38㍉6角金具を専用工具(ハンマーレスフランジナット回し)で緩め外し脱水槽ドラムを抜き出します。水平方向にハンマーで叩く感じで着脱します。非常に高い金属音がしますのであらかじめお客様にその旨お知らせしておくとお客様に不安を抱かせません。
↑脱水槽の固定金具 この金具はものすごく固く締まっています。高速回転する脱水槽を支えているので取付する時に締め付けが甘いと脱水槽がブレてしまい異音がでます。38㍉の6角金具の下に特殊なハット型ワッシャーもあります。正6角形ではないこのワッシャーも軸に固く嵌っていて外すのに苦労することがよくあります。正6角形にしてハンマーレスフランジナット回しを使えるようにして欲しいと常々思っています。
この金具を外したあとも難題が待ち受けていることがあります。脱水槽ドラムが真ん中の軸に固着していて手で引き上がらず、ギアプーラーを使おうとしても爪が脱水槽ドラムの下に引っかからないものがあります。薄い金属プレートを脱水槽ドラムの下に滑り込ませギアプーラーの爪をそこに引っ掛けて外します。パナソニック製は大変。
↑脱水槽ドラム カビ、洗剤カス、水垢などで汚れています。当店は分解したパーツの洗浄に浴室はお借りしません。お客様の気持ちを考え 汚れたものを浴室でクリーニングしません。使用後は元のようにするからと言って浴室で各パーツをクリーニングしている業者さんがたくさんいますが自分とは考えが異なります。お客様のためではなく自分が都合いいためなのです。運ぶのも近いし温水シャワーも使えるので作業するひとは楽ですが 大半のお客様は「浴室を使われることはあまりいい気分ではない」と言います。多少面倒でも自分が屋外で作業している理由です。
↑洗濯槽も厳しく汚れています。カビ、水垢、洗剤カスなどでヌメリがあります。
↑脱水槽ドラムの裏底の汚れ
↑脱水槽ドラムのクリーニング後 ピカピカの輝きが戻りました。
↑脱水槽ドラム裏底のクリーニング後 底はプラスチックです。強度を高めるため凹凸形状になっていてその部分に汚れが付着しますが とてもキレイになりました。
↑パルセーター裏のクリーニング後 ご覧のように汚れは一掃されました。
↑洗濯槽のクリーニング後です また気持ちよく洗濯をしていただけます。
↑組立、動作確認
【あとがき】
市販の洗濯槽クリーナーを時々使用なさっているとのことでしたが ご覧のような汚れでした。除菌クリーニングという脱水槽ドラムを抜き出さないでクリーニングするというやり方をする業者がありますがここまでキレイになりません。エアコンと同じように2~3年毎の定期的な分解クリーニングをお勧めします。
明日、明後日は地元の道祖神祭りとお燈篭祭りの準備のため仕事はお休みします。その後8/24(木)まで検査入院することになり仕事お休みです。すみません。
ブダペストの世界陸上が明日から始まります。大学の後輩が3名参加しますのでテレビ観戦します。