📖店長ブログ
北杜市で2019年製 日立の縦型洗濯機ビートウォッシュBW-T805を分解クリーニングしました。ビートウォッシュのTシリーズというのがあったのを知りませんでした。Vシリーズと同じ構造だと思います。日常のお手入れをよくなさっているようで強いカビ汚れはありませんでした。洗濯機はご自分たちで設置したそうで排水パイプが1箇所つぶれていて狭くなり排水の通りが少し悪かったと思われます。
↑ビートウォッシュの乾燥機能のないタイプですので分解組立はその他普通の洗濯機と同じです。代金も当店はビートウォッシュの加算はなく普通の洗濯機と同じです。もしこのタイプでビートウォッシュ加算していたらお客様をだます悪徳業者です。
↑型式 2019年製 BW-T805 洗濯容量8.0kg
↑洗濯機を分解するため洗濯パンから移動します。かなり汚れがあります。本音を言えば、洗濯パンにラックがあると洗濯機を分解するとき少し邪魔になり作業しづらいです。
↑分解 動作確認後パルセーターをまず外します。中央のネジを取りパルセーター(渦を作る回転翼)を引き上げます。そのままだと掴むところがないのでCフックスクリューネジを穴に対角に軽くネジ込み指を引っかけると簡単に引き上げできます。特別なものを使わなくて身近に売っているCフックスクリューネジを2つ持っていると便利です。
↑パルセーター裏 水垢や洗剤カスが付着しています。
↑操作パネルの隠しビスを2箇所とり 内側のビス5箇所外し後方の隠しボルト2箇所外します。この6角ボルトの頭のミゾが浅く+ドライバーだとナメる可能性があるので6角ソケットレンチで緩めた方が安全です。
↑上部パネルを立ち上げ閉まらぬように特注支持ステーで固定します。奥の洗剤の蛇腹ゴムパイプの固定バンドを片方外し洗濯槽カバーと縁を切ります。洗濯槽カバー周囲の6箇所のビスを外し洗濯槽カバーを取ります。
↑脱水槽外し 脱水槽を固定している38㍉6角金具をハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。ハンマーで鉄板を叩くような大きな音が20秒くらいするので事前にお客様にお話しておきます。
↑脱水槽引き上げ 固定金具を取っただけでは脱水槽は簡単に引き抜きできないことが多いです。ギアプーラー(3本爪)を使うと簡単に引き抜きできます。
↑洗濯槽 脱水槽を引き抜くとこんな感じです。洗剤カス、水垢、カビなどでヌメリがあります。
↑脱水槽 カビの付着は厳しくありませんでした。
↑脱水槽裏底の様子です。
↑脱水槽のクリーニング後です
↑パルセーターほかパーツのクリーニング後
↑洗濯槽のクリーニング後です
↑洗濯パンほか排水口部品のクリーニング後です。
↑組立、動作確認 元のように組立し動作確認もOKです。作業時間は3時間でした。
【あとがき】ビートウォッシュの代金についてネットなどで調べると大差があります。ビートウォッシュは大きく分けて2タイプになります。乾燥機能付きと乾燥機能のないものです。「ビートウォッシュは難しい」という話がありますが乾燥機能付きは少し複雑で分解組立に時間がかかりますのでビートウォッシュエキストラがかかり少し高くなります。一方、乾燥機能のないものはその他の普通の洗濯機と変わりませんのでビートウォッシュエキストラの加算は不要です。ところが某フランチャイズの⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎本舗はこの乾燥機能のないタイプもビートウォッシュエキストラを加算しお客様を騙しています。こんなことをしていればいずれお客様から見放され坂を転げ落ちていくだろうというのが周りの業者さんたちの意見です。
韮崎市で2017年製 三菱霧ヶ峰のノーマルエアコンMSZ-AXV5617Sを分解クリーニングしました。
↑鮮やかなワインレッドの外観です。大型冷蔵庫の上に設置されていて作業しづらい状況でした。
↑型式 MSZ-AXV5617S 2017年製 冷房能力5.6kW(18畳用)
↑分解 動作確認後にフロントパネル、フィルター、ルーバー、本体パネルを外します。フロントパネルの軸はすぐ下の穴にドライバーなどを差し込んでロックを解除して外します。
↑分解したパーツです。フィルターは目詰まりし本体パネルは近くのキッチンの油が付着しその上にホコリが付着した状況です。
↑吹き出し口、ファン 厳しくカビが付着しています。
↑養生 エアコン周囲や冷蔵庫などを養生し高圧洗浄に入ります。
↑吹き出し口、ファンの高圧洗浄後です。キレイになりました。
↑組立、動作確認 汚れていた本体パネルもキレイになっています。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄し回収した洗浄水は黒く汚れています。
【あとがき】最近のエアコンは白だけでなくカラフルになりました。某メーカーはお客様が希望する色を200色位の中から選べるというエアコンを発売しました。
南アルプス市で2011年製 三菱霧ヶ峰MSZ-ZW562Sを分解クリーニングしました。吹き出し口、送風ファンに厳しくカビが付着していました。
右壁とのスペースが少し狭く 受光部やお掃除ユニットに繋がる配線のコネクターを電装部に着脱するとき見づらく鏡を使っての作業でした。
↑リビングに設置されています。
↑型式 霧ヶ峰 2011年製 MSZ-ZW562S 冷房能力5.6kW(18畳用)
↑吹き出し口、ファン 強くカビが付着しています。
↑アルミフィン カビやホコリが入り込んでいます。
↑吹き出し口、ファンの高圧洗浄後です。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。
↑汚水
【あとがき】
設置して12年で初めて分解クリーニングを頼んだとのことでした。強くカビが付着していましたが高圧洗浄でキレイになりました。2~3年程度の定期的な分解クリーニングをお勧めします。年末大掃除の時期ですのでレンジフードや浴室のクリーニングが多いです。
南アルプス市で2020年製パナソニックのお掃除機能付きエアコン エオリアXシリーズ CS-X400D2を分解クリーニングしました。PP樹脂製で蛇腹のアクティブクリーンフィルターが内蔵されている高機能エアコンです。
↑リビングと和室で使っているエアコンです。
↑型式 CS-X400D2 2020年製 冷房能力4.0kW(14畳用)
↑フロントパネルを上げ、エアフィルターを取るためアクティブクリーンフィルターを上部に稼働させてからオレンジの固定パーツ3箇所解除して通常のエアフィルターを外します。
リモコンの「手動おそうじ」ボタンを5秒押し続けるとアクティブクリーンフィルターが上部に移動します。エアフィルターを外したら停止ボタンを押しアクティブクリーンフィルターを元の位置に戻しPP樹脂製のアクティブクリーンフィルターを外します。このアクティブクリーンフィルターは水濡れ厳禁です。
↑アクティブクリーンフィルター(ポリプロピレン樹脂製)の交換目安は約2年と表記されています。税込4,400円ですが2年ごとにお客様に負担させるメーカーの考え方はいかがなものかと思います。
↑アクティブクリーンフィルター
↑電装部のカバーパネルを外します。 このカバーパネルは組立するとき下端がお掃除ロボットの下端の隙間に入れづらいです。
↑ルーバーパネルを外します。一番下のルーバーパネルは左右のストッパーを解除し 左右風向ルーバーを稼働させるアームの端部を離して外します。
↑底板と左右のコーナーパネルを先に外さないとサイドパネルは外せません。お掃除ロボットやモーターなどに繋がる配線、コネクターや平端子などを外しお掃除ロボットを外します。不慣れなひとは配線の通りを写真に撮っておくと組立の時、迷いません。
↑お掃除ロボットを外し終えました。配線端部や電装部、エアコン周囲を養生して高圧洗浄に備えます。
↑お掃除ロボットほか分解したパーツです。このXシリーズのお掃除ロボットはとても大きくて重いです。
↑吹き出し口、送風ファン カビが付着していますが重篤ではありません。
↑アルミフィン 汚れは軽度です。
↑吹き出し口、送風ファンのクリーニング後 高圧洗浄でカビは一掃されました。
↑アルミフィンのクリーニング後
↑汚水 エアコンを高圧洗浄して回収した洗浄水は黒く汚れていました。カビ、ホコリ、雑菌などが含まれています。
↑組立、動作確認 キレイにしたパーツを元のように組立し動作確認も正常でした。少し複雑なエアコンですが作業はとても順調で2時間で終了しました。
【あとがき】パナソニックのエオリアXシリーズのアクティブクリーンフィルターはどの程度の効果があるのかはっきり分りませんが 個人的には無くてもいいかなぁと思います。メーカーの製品開発部門は常に何か新しい機能を考えていると思いますがもっとお客様がお金や手間をかけないでメンテナンスできる仕様を第一に考えてもらいたいと思います。
不慣れな人がこのXシリーズを分解すると機種の大きさや混み入った電装部に圧倒されますが 慣れてしまえば難しくなく楽しく作業できます。明日は山梨市で作業を予定しています。
韮崎市で2019年製 東芝洗濯機AW-KS10SD8を分解クリーニングしました。洗濯容量10kgなので設置場所にあまり余裕がなくステンレスのラックもあり作業しづらい状況でした。
↑市販の洗濯槽クリーナーを使用したら大量のワカメ状のゴミが出てきたとのことでクリーニング依頼いただきました。
↑型式 東芝AW-KS10SD8 洗濯容量10kg 2019年製 ケーズデンキオリジナルです。
↑分解 止水し電源プラグ、給水管を外します。後方のカバーパネルのビスをとりカバーパネルを外します。上部パネルを固定しているビスをとり手前の内側の引っ掛かりを解除すると上部パネルは後方に立ち上げできます。
ただ、配線やパイプに余裕がないので大きく立ち上げ出来ません。配線やパイプに余裕を持たせるため緩めます。
↑上部パネルを立ち上げし閉まらぬよう特注支持ステーで固定します。奥の左右にある配線やパイプに余裕を持たせないと上部パネルが大きく立ち上がらず脱水槽ドラムを抜き出すスペースが確保できません。
脱水槽カバー周囲の爪の引っ掛かりを解除して脱水槽カバーを取ります。この洗濯機には触れ防止スティクがついていませんでした。
↑パルセーターを外してから脱水槽ドラムを固定している10㍉6角ボルト4本をTレンチで緩め外します。
↑洗濯槽の汚れ 洗剤カス、水垢、カビなどが付着しヌメリがあります。
↑脱水槽ドラムの汚れ 洗剤カス、水垢、カビなどです。
↑脱水槽ドラムの裏底
↑脱水槽ドラムほかの洗浄後です。 ステンレスの輝きが戻りました。
↑洗濯槽のクリーニング後です。キレイになりました。
↑組立、動作確認 キレイにしたパーツを元のように組立して動作確認もOK。2時間30分の作業でした。
【あとがき】東芝洗濯機は配線がタイラップやプラスチックカバーなどで固定されている場合が多く 上部パネルを立ち上げるときにそのままでは十分に上がりません。プラスチックカバーは背板側のビスを外して外す必要がありますが、これを取り付けする際はものすごく取付しづらいです。