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📖店長ブログ

2024-05-03 16:24:00

中央市で2014年製 長府温水熱源機付エアコンRAY-4037を分解クリーニングしました。一条工務店の床暖房連動型は室内機、室外機、床暖房の3つが連動しているのでエアコンのそばの電源プラグをすぐ抜いてしまうとシステムエラーがでる場合があります。床暖房を故障させると大変な金額負担を負うことになりますので業者さんは気をつけましょう。

室内にあるヘッダーボックス(不凍液循環ホースが集中しているボックス)の中の不凍液バルブを閉め電源プラグを抜いてからエアコンのそばの電源プラグを抜く必要があります。

 

 

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 ↑動作確認してからまずヘッダーボックスへ行き処理します。 エアコンのそばにあるコンセントに「電源プラグはすぐ抜かない」と注意が貼ってある場合がありますが今日のリビングにはありませんでした。

 

 

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↑型式 長府製作所 2014年製 RAY-4037  冷房能力4.0kw(14畳用)

 

 

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↑ヘッダーボックス お客様にヘッダーボックスの場所まで案内してもらいます。扉を開けると右端の上下に黒いネジの元栓があり それぞれ下に押しながら右に回すと閉まります。その後、上部の電源プラグを抜きます。

写真は2箇所の元栓を閉め電源プラグを抜いたところのものです。

 

 

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 ↑分解  ようやく電源プラグを抜くことができます。フロントパネル、フィルター、上下風向ルーバー、本体パネルを外します。受光部は右端に一時非難させます。左右風向ルーバー一体型ドレンパンの裏に左右風向ルーバーを動かすモーターがあるのでこのまま洗浄するとモーターが濡れ腐食して故障します。そのため左右風向ルーバー一体型ドレンパンを外すのですが左サイドのドレンホースとの接続部がとても固くスムーズに外れなかったので左右風向ルーバー一体型ドレンパンは外さずにモーターを外し一時非難させる方法にしました。

なお、長府製作所のドレンパンは高さがあまりなくキチンと奥まで差し込み水平を保って取り付けないと 冷房を使い始めた時に結露水がドレンパンから漏れることがありますので業者さんは注意しましょう。

また、ドレンパンにはドレンホースを接続する排水口が左右にあり接続しない方をゴム栓で止水してあります。そのゴム栓がゆるくなっている場合がまれにあり作業中に外れてしまうことがありますので業者さんはこれにも注意しましょう。この二点は自分が経験した事例です。

 

 

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↑吹き出し口 強くカビが付着しています。

 

 

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↑アルミフィン 隙間にホコリやカビが入り込んでいます。 受光部は外し 濡らさぬよう養生をして右端に一時非難させました。

 

 

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↑養生  マスカーと養生ポリシートで養生し高圧洗浄します。

 

 

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↑吹き出し口、ファンの高圧洗浄後です。カビは一掃されキレイです。

 

 

 

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↑アルミフィンの高圧洗浄後です。

 

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↑組立・動作確認  動作確認の前にヘッダーボックスに行き電源プラグを差し込み、元栓2箇所を開栓し元に戻します(黒いネジを左に回し上に引き上げると開栓になります)         作業時間は1時間40分でした。 

 

 

【あとがき】一条工務店/長府製作所のRAYエアコンはお任せモードに設定すると床暖房が暖まるまで自動でエアコンが部屋を暖めてくれるようになっています。床暖房が暖まるとだんだんエアコンの風力が弱まり最後は停止する仕組みになっています。

ヘッダーボックスでの閉栓と開栓、左右風向ルーバー一体型ドレンパンを外すまたはモーターを外すことがこの長府製作所のRAYエアコンクリーニングのポイントです。特徴のあるエアコンや洗濯機の分解クリーニングはとても楽しいです。

 


2024-05-02 14:33:00

甲斐市で2018年製 パナソニックのお掃除機能付きエアコンXシリーズ CS-X637C2を分解クリーニングしました。とても大きくリビングで堂々とした存在感があります。黒カビがあるのを奥様が発見しご自分で掃除しようとチャレンジしたそうですが 無理だと諦めご依頼いただきました。

 

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↑動作確認後、電源プラグを抜きフロントパネル、フィルター、電装部カバーパネル、ルーバー、底板パネル、サイドパネル、お掃除ロボットを外すのに干渉する配線・コネクターなどを外し最後にお掃除ロボットを外します。

 

 

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↑型式 パナソニック 2018年製 CS-X637C2 冷房能力6.3kw(20畳用)

 

 

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↑左右風向ルーバーの両サイドにあるアームを解除し左端の着脱用爪を解除するとルーバーを外せます。強くカビが付着しているのが見えます。

 

 

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↑左右風向ルーバーに黒カビが厳しく付着しています。

 

 

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↑吹き出し口、シロッコファンに強くカビが付着しています。

 

 

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↑電装部の配線やコネクター、平端子などを外します。

 

 

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↑分解したパーツです。お掃除ロボットはとても大きく重量があります。電装部と一緒にごそっと外せます。

 

 

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 ↑お掃除ロボットを外しました。配線端部を始末しエアコンを養生します。

 

 

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↑養生  マスカーや養生ポリシートで養生し高圧洗浄に入ります。

 

 

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↑アルミフィンの高圧洗浄後です。

 

 

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 ↑吹き出し口の高圧洗浄後です。

 

 

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↑パーツの洗浄後             ↑組立・動作確認して終了

 

 

【あとがき】

パナソニックのXシリーズは左右風向ルーバーを稼働用させるアームを外すのがポイントでしょうか。電装部に繋がる配線は左右からたくさん這っていてコネクターの色がほとんど黒色のものが多く組立の時は少し迷うかもしれません。

明日は一条工務店 床暖房一体型の長府製作所RAYエアコンの分解クリーニングを2台予定しています。大型連休後半の4日間は気温が高くなる予報が出ているので熱中症に注意しましょう。


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