📖店長ブログ
中央市で2014年製 長府温水熱源機付エアコンRAY-4037を分解クリーニングしました。一条工務店の床暖房連動型は室内機、室外機、床暖房の3つが連動しているのでエアコンのそばの電源プラグをすぐ抜いてしまうとシステムエラーがでる場合があります。床暖房を故障させると大変な金額負担を負うことになりますので業者さんは気をつけましょう。
室内にあるヘッダーボックス(不凍液循環ホースが集中しているボックス)の中の不凍液バルブを閉め電源プラグを抜いてからエアコンのそばの電源プラグを抜く必要があります。
↑動作確認してからまずヘッダーボックスへ行き処理します。 エアコンのそばにあるコンセントに「電源プラグはすぐ抜かない」と注意が貼ってある場合がありますが今日のリビングにはありませんでした。
↑型式 長府製作所 2014年製 RAY-4037 冷房能力4.0kw(14畳用)
↑ヘッダーボックス お客様にヘッダーボックスの場所まで案内してもらいます。扉を開けると右端の上下に黒いネジの元栓があり それぞれ下に押しながら右に回すと閉まります。その後、上部の電源プラグを抜きます。
写真は2箇所の元栓を閉め電源プラグを抜いたところのものです。
↑分解 ようやく電源プラグを抜くことができます。フロントパネル、フィルター、上下風向ルーバー、本体パネルを外します。受光部は右端に一時非難させます。左右風向ルーバー一体型ドレンパンの裏に左右風向ルーバーを動かすモーターがあるのでこのまま洗浄するとモーターが濡れ腐食して故障します。そのため左右風向ルーバー一体型ドレンパンを外すのですが左サイドのドレンホースとの接続部がとても固くスムーズに外れなかったので左右風向ルーバー一体型ドレンパンは外さずにモーターを外し一時非難させる方法にしました。
なお、長府製作所のドレンパンは高さがあまりなくキチンと奥まで差し込み水平を保って取り付けないと 冷房を使い始めた時に結露水がドレンパンから漏れることがありますので業者さんは注意しましょう。
また、ドレンパンにはドレンホースを接続する排水口が左右にあり接続しない方をゴム栓で止水してあります。そのゴム栓がゆるくなっている場合がまれにあり作業中に外れてしまうことがありますので業者さんはこれにも注意しましょう。この二点は自分が経験した事例です。
↑吹き出し口 強くカビが付着しています。
↑アルミフィン 隙間にホコリやカビが入り込んでいます。 受光部は外し 濡らさぬよう養生をして右端に一時非難させました。
↑養生 マスカーと養生ポリシートで養生し高圧洗浄します。
↑吹き出し口、ファンの高圧洗浄後です。カビは一掃されキレイです。
↑アルミフィンの高圧洗浄後です。
↑組立・動作確認 動作確認の前にヘッダーボックスに行き電源プラグを差し込み、元栓2箇所を開栓し元に戻します(黒いネジを左に回し上に引き上げると開栓になります) 作業時間は1時間40分でした。
【あとがき】一条工務店/長府製作所のRAYエアコンはお任せモードに設定すると床暖房が暖まるまで自動でエアコンが部屋を暖めてくれるようになっています。床暖房が暖まるとだんだんエアコンの風力が弱まり最後は停止する仕組みになっています。
ヘッダーボックスでの閉栓と開栓、左右風向ルーバー一体型ドレンパンを外すまたはモーターを外すことがこの長府製作所のRAYエアコンクリーニングのポイントです。特徴のあるエアコンや洗濯機の分解クリーニングはとても楽しいです。