📖店長ブログ
積雪20センチを超える9年ぶりの大雪で昨日の夕方に雪かきをして今朝も雪かきしてから出発となりました。甲斐市のご家庭で2014年製のパナソニック洗濯機 NA-FA90H1を分解クリーニングさせていただきました。紙おむつを間違って洗濯してしまったとのことでのご依頼でした。分解するとカビ、水垢、洗剤カスなどの汚れがかなり付着していました。
↑洗濯機を設置してある場所が少し狭かったので本体を室外に出してクリーニングすることにしました。
↑型式 NA-FA90H1 2014年製 洗濯容量9.0kg
↑両サイドの隠しビスをとり背面左右のビスをとります。操作パネル手前の引っ掛かりをずらせば上部パネルを立ち上げ出来ます。閉まらぬように特注支持ステーで固定します。
↑パルセーター 中央のビスを外しパルセーター(回転翼)を外します。
↑パルセーター裏 9年間の使用で厳しく洗剤カス、カビ、水垢などが付着しています
↑脱水槽外し パルセーターと6角38mmナットの間にあるワッシャーを外してから脱水槽ドラムを固定している6角ナットをハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。
↑脱水槽引き上げ 脱水槽が軸に固着していたのでギアプーラー3本爪で引き上げ外します。ギアプーラーは通常外掛けするのですがパナソニックの一部はギアプーラーの爪が引っかからないタイプがあり爪を内掛けにしてセットしました。
↑脱水槽ドラム 全体的に汚れてステンレスはくすんでいます。
↑脱水槽ドラム裏底 カビ、水垢、洗剤カスなどが付着しています。
↑脱水槽ドラムの洗浄後 ステンレスの輝きがピカピカです
↑脱水槽ドラム裏底のクリーニング後
↑洗濯槽のクリーニング後 ヌメリや水垢などキレイに除去されました。
【あとがき】
パナソニックの洗濯機の脱水槽は6角固定ナットを外したあと 軸に固着していることが多く手で引き抜き出来ないことが多いです。ギアプーラーを使うのですが爪が引っかからないタイプはクリーニング屋泣かせで少し難儀します。今日がそうでした。
富士吉田市で2018年製 東芝製ですがジャパネットオリジナルの洗濯機AW-95JDを分解クリーニングさせていただきました。購入して5年弱ですが分解すると各所にカビ、洗剤カス、ホコリ、水垢などが強く付着していました。分解高圧洗浄で細部までキレイに。クリーニング状況をご覧ください。
↑分解 動作確認して止水し電源プラグ、給水ホースを外します。作業スペースが狭くて少し苦労しました。
↑型式 AW-95JD 2018年製 洗濯容量9.5kg ジャパネットオリジナルモデル
↑背面のビスを2箇所外し後部のパネルをとり 内側左右のビス2箇所を外します。片方のビスにはアースが繋がっています。つづいて操作パネルの手前左右の引っ掛かりを手前側にズラせば上部パネルを後方に立ち上げ出来ます。ただ、奥の左右にある配線とパイプに余裕がないので45度位しか立ち上げできません。背面の亜鉛鉄板パネルを外して配線や水位センサーパイプの固定を緩め余裕をもたせる必要があります
↑背面 右側の茶色の本体パネルの内側に這っている配線に余裕を持たせるためプラスチックの配線カバーや亜鉛鉄板製の配線クランプやビスを一時的に外します。左側の水位センサーパイプにも余裕を持たせます
↑上部パネル立ち上げ 閉まらぬように特注支持ステーで固定します。洗濯槽カバー周囲の引っ掛かりをずらして洗濯槽カバーを外します。洗剤投入ケースも外します。
↑洗剤投入ケース内側 洗剤投入ケースを外したら洗剤カスにカビが付着しヘドロ状態でした。
↑パルセーター裏と洗濯槽カバー 渦を作る回転翼(パルセーター)の裏側は洗剤カス、カビ、水垢などで汚れています。洗濯槽カバーも洗剤カスやカビ、ホコリなど付着しています。
↑脱水槽ドラム外し 脱水槽ドラムを固定している4本の10㍉6角ボルトをTレンチで緩め外します
↑10㍉6角ボルト 頭はかなり錆びついていました
↑洗濯槽の汚れ 洗濯カス、水垢、カビなど強く付着しています
↑脱水槽ドラム 全体に洗剤カス、水垢、カビなどが付着し変色しています
↑脱水槽ドラム裏底 凹凸になっているので汚れが入り込んでいます
↑脱水槽ドラムのクリーニング後 ステンレスが輝いてピカピカです。バランサーや糸くずフィルター固定部も外してキレイになっています。
↑脱水槽ドラム裏底のクリーニング後 ご覧のようにキレイに。黒い金属板も外してクリーニングしてあります
↑パルセータークリーニング後 あれほど汚れていたパルセーターはスッキリと。
↑その他パーツのクリーニング後
↑洗濯槽のクリーニング後 ヌメリが除去されキレイに。防カビ処理もし各パーツを元のように組立し外装や排水口、床などもクリーニングし動作確認して終了
【あとがき】
洗濯容量9.5kgの大型洗濯機でした。東芝の洗濯機は配線やパイプに余裕がなく取付されていますので必ず背板を外します。配線カバーやインシュロックを取り本体から離して余裕をもたせることで本体パネルが垂直近くまで立ち上げ可能になります。
甲府市のご家庭で2013年製 日立ビートウォッシュBW-8PVを分解クリーニングさせていただきました。乾燥機能のないビートウォッシュですので乾燥機能付きにくらべ分解組立は安易ですので代金は普通の洗濯機と同じにしています
↑分解開始 動作確認後、止水。アース、電源プラグ、給水ホース、お湯取ホースなどを外します
↑型式 BW-8PV 2013年製 洗濯容量8.0kg
↑上部パネルを後方に立ち上げするため、後方左右の6角ボルトを外します。プラスドライバーを使うとミゾを舐める恐れがあるので6角ナットドライバーを使っています
↑操作パネルの隠しボルト2箇所外し操作パネルを開けます。左右2箇所の引っ掛かりがあるので外すと上部パネルを後方に立ち上げできます
↑上部パネル立ち上げ 奥の柔軟剤投入ゴムダクトの下端のスチールバンドを外し洗濯槽カバーと縁を切ります。スチールバンドが腐食していてボロボロでしたので取付の際はタイラップで締め付けしました
↑パルセーター 渦を作る回転翼(パルセーター)を外します
↑脱水槽ドラム外し 脱水槽ドラムを固定している6角ナットをハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。かなり固着していました
↑洗濯槽 カビ、水垢、洗剤カスなどでヌメリがあります
↑脱水槽ドラム 全体にカビ、洗剤カス、水垢などが付着しています
↑脱水槽ドラムの裏底 強度をだすため凹凸があり凹部に汚れが入り込んでいます
↑パルセーター裏 カビ、水垢、洗剤カスなどで汚れています
↑脱水槽ドラムの洗浄後 ビートウォッシュのバランサーに接するステンレスドラム端部はカシメてありますのでバランサーや糸くずフィルター固定パーツは外さずに高圧洗浄機で丁寧に奥まで洗浄しました。ステンレスがピカピカに輝いています
↑脱水槽ドラム裏底の洗浄後 ご覧のようにキレイに
↑パルセーター、洗濯槽カバーなどの洗浄後です
↑洗濯槽のクリーニング後 ヌメリやカビ、洗浄カスなどクリーニングして清々しく
【あとがき】
洗剤や柔軟剤はできるだけ規定量を守ったほうがいいです。たくさん入れるとよりキレイになると思いがちですが多過ぎると溶けないものが残り洗濯槽や脱水槽に付着し異臭の原因やカビのエサになります。