📖店長ブログ
2021年6月1日、甲府市内のご家庭で日立ビートウォッシュBW-V90Aとダイキンのお掃除機能付きエアコンAN71TRPを分解クリーニングさせていただきました。洗濯機を何度もカビキラーでお掃除しても洗濯物に黒いカスが付着してお困りのご夫妻からのご依頼です。
↑型式 日立ビートウォッシュ 2016年製 BW-V90A 洗濯容量9.0kg 乾燥機能のないタイプです。
↑パルセーター 最初に分解するのはパルセーター(かくはん翼)です。真ん中のネジをとってから引き揚げますが 洗剤カスで固着しているのでCフックスクリューネジを対角の穴に軽くねじ込み指を引っ掛けると容易く取れます。
↑パルセーター裏 パルセーターをひっくり返した状況を奥様に見ていただき「うわーっ・・・」 厳しく水垢、カビ、洗剤カスなどが付着しています。
↑上部パネルの立上げ 脱水槽ドラムを抜き出すために上部パネルを後方に立上げするため固定ビスやボルトを外していきます。
↑後方の隠しボルトを2箇所外します。穴のかなり深い位置で固定されています。7㍉6角ボルトの頭のミゾは日立の場合浅く切ってあるので+ドライバーだと舐めてしまうことが多く使えません。7㍉6角レンチドライバーで緩め外します。
↑7㍉6角ボルト
↑操作パネル内部のビス外し 操作パネルの隠しビスを2箇所とって外し内部の5本のビスを取ると上部パネルが立上げできます。
↑上部パネル立上げ 柔軟剤投入ケースから繋がる奥の蛇腹ゴムダクトのスチールバンドを緩めゴムダクトの片方を外しテンションがかからないようにして立上げます。つづいて脱水槽カバー周囲のビスをとり脱水槽カバーを外します。
↑脱水槽外し 脱水槽ドラムを固定している38㍉6角ナットを専用工具(ハンマーレスフランジナット回し) で緩めて外します。着脱のときガンガンガンというとても大きな音がします。組立のとききつく締め付けないと脱水槽ドラムが大きくブレて異音がします。
↑脱水槽を抜き出したあとの洗濯槽 カビ、水垢、洗剤カス、繊維クズなどでヌメリがあります。
↑脱水槽の汚れ 脱水槽ドラム全体に汚れが強く付着しています。これらが洗濯中に剥がれ洗濯物に付着します。
⇩クリーニング後はこちら
↑クリーニング後の脱水槽です。屋外で洗剤、ブラシ、高圧洗浄機を使いキレイにしました。
↑洗浄後の脱水槽底とパルセーター ご覧のようにキレイに。
↑クリーニング後の洗濯槽 汚れを除去してキレイすっきり。
↑洗濯パン 洗濯機を戻す前にクリーニングします。
↑洗濯パン、排水口、排水ホースの洗浄後です。
↑組立・動作確認 分解したパーツを元のように組立し動作もOK。作業時間は2時間30分でした。
【あとがき】このブログを作成中に作業不備に気づき すぐお客様に電話して明朝直しに行くことにしました。柔軟剤ケースから脱水槽に繋がる蛇腹ゴムダクトのスチールバンドを固定するのをウッカリ忘れてしまいました。
このスチールバンドはとても固く着脱するとき指先がかなり凹み痛いくらいなので 組立したときその痛さがなかったのをハッと思い出しウッカリしたことに気づきました。お客様申し訳ありませんでした。