📖店長ブログ
北杜市で2011年製 シャープの壁掛エアコンAY-A40SDを分解クリーニングしました。送風ファンに強くカビが付着していることに気づいたお客様がエアコンを動かしたまま送風ファンを掃除しようとした際に 送風ファンの一部の羽根を破損させてしまったとのことです。風量をmaxにするとルーバーが振動でブレていました。
↑ログハウスに設置されています。動作確認してから電源プラグ、アースを外しフロントパネル、フィルター、サイドパネル、プラズマクラスター発生装置を外します。両サイドパネルは内側下部の嵌合爪が固く嵌っているので外しづらいです。ルーバーパネルは経年劣化で破損する可能性があり外さずにクリーニングすることにしました。
↑型式 シャープ 2011年製 冷房能力4.0kW(14畳用)
↑吹き出し口、送風ファン カビが固い塊になって送風ファンの羽根に付着しています。吹き出す風は弱く室内にカビの胞子が放出されている状況です。
↑送風ファンの羽根が5枚欠損しポッカリ空洞になっています。このカビの付着は最大級です。羽根が一部欠損していてもエアコン風は室内にスムーズに注がれていますのでこのままご使用いただけると思います。
↑吹き出し口、送風ファンの高圧洗浄後です。付着していたカビが一掃されキレイに。送風ファンも軽快に回転するようになり心地いいエアコン風が室内に注がれるように戻りました。
↑汚水 エアコンを高圧洗浄した洗浄水はこのように真っ黒です。カビ、ホコリ、雑菌などによる汚れです。
↑組立、動作確認 キレイにしたパーツを元のように組立し動作確認もOKです。風量は強にしなくても十分効くと思います。
【あとがき】
エアコンは冷房を使うと熱交換器(アルミフィン)が結露するのでエアコン内部が濡れ カビがつきます。カビの付着を少なくする機能として「内部洗浄」や「内部クリーン」があります。冷房を止めた後、「内部洗浄」や「内部クリーン」機能が自動で働く設定とリモコンの「内部洗浄」や「内部クリーン」ボタンを都度押す手動設定があります。「内部洗浄」や「内部クリーン」機能がある場合はカビの発生を抑制するので使っ方がいいです。