📖店長ブログ
甲府市で日立の縦型乾燥洗濯機 白い約束NW-D8PXを分解クリーニングしました。乾燥機能付きなので乾燥機能付きビートウォッシュと似た構造です。乾燥機能付きでも乾燥機能を使っていないお客様が多い気がします。
↑動作確認後、洗濯パンから手前に引き上げ分解する準備をします。
↑型式 2014年製 洗濯容量8.0kg 乾燥機能付きです。
↑分解 止水し給水管、電源プラグ、アース、お湯取りホースを外し 後方の隠しボルトを6角ソケットドライバー7㍉で緩め外します(日立の+ミゾは浅くナメる可能性があるのでドライバーは使いません) 操作パネルの隠しビスをとり中の固定ビスを外すと上部パネルを後方に立ち上げ出来ます。
↑奥の蛇腹ゴムダクト数本のスチールバンドを外し 上部パネルを立ち上げました。閉まらぬように特注支持ステーで固定します。
↑パルセーター(回転翼)の中央のネジとギザギザワッシャーを外します。固着していて手でつかみあげられないためCフックスクリューネジを穴に対角に軽くねじ込み指をひっかけて外します。裏にワッシャーがあるので無くさないよう保管しておきます。
↑後方の乾燥機能の各パーツを外します。つづいて洗濯槽カバー・内蓋周囲のビズを外し洗濯槽カバー・内蓋を外します。
↑脱水槽ドラムを固定する38㍉6角金具を専用工具(ハンマーレスフランジナット回し)で緩め外します。着脱の時、とても大きな金属音がしますので事前にその旨お伝えしておかないとお客様が驚きますので配慮します。
↑脱水槽ドラムの引き上げ 軸に固着していて手で持ち上がらないので専用工具のギアプーラー(3本爪100㍉)を使うと容易に引き抜くことができます。
↑洗濯槽の汚れ 水垢、カビ、洗剤カスなどでヌメリがありますが汚れは軽度です。このお客様の洗濯機は数年前につづき二度目の分解クリーニングです。
↑脱水槽ドラムの汚れ カビ、洗剤カス、水垢などが付着しています。
↑洗濯槽のクリーニング後です。
↑脱水槽ドラムのクリーニング後です。ピカピカのステンレスの輝きが戻りました。外したパーツの洗浄に浴室洗い場を使用する業者さんと屋外で洗浄する業者さんがいます。浴室を使った場合は もとのようにキレイにしますが「浴室を使って欲しくない」というお客様が多いのでお客様の気持ちに配慮し当店は基本的に屋外で洗浄しています。
↑脱水槽ドラム裏底のクリーニング後です。裏底はプラスチックの強度を高めるため凹凸があり汚れが入り込んでいましたがご覧のようにキレイになりました。
↑パルセーター裏のクリーニング後です。
↑内蓋やその他パーツのクリーニング後です。
排水口、洗濯パンをクリーニングしてから分解したパーツを元に戻し動作確認してOKです。作業時間は2時間45分でした。
【あとがき】
日立の乾燥機能付き洗濯機はビートウォッシュと白い約束があります。ビートウォッシュよりは白い約束の方が少し分解組立がやさしいです。外すコネクターや配線、蛇腹ゴムダクト、パイプなどが少ないためです。
乾燥機能付き洗濯機は通常の洗濯機より作業手間がかかりますので代金が少し高いです。それでも大手フランチャイズに比べ9,000円程度安いです。洗濯機から異臭がしたり洗濯したばかりの衣類に黒いカスが着くようになったら洗濯機クリーニングをお勧めします。
明日は甲府市内でノーマルエアコンのクリーニングを予定しています。ありがとうございました。