📖店長ブログ
1年前にクリーニングした2020年製のビートウォッシュBW-V80Fを再度クリーニングご依頼いただきました。定期的に市販の洗濯槽クリーナーを使っていても洗濯物に黒いカスが付くようになったとのことでした。1年でもこれだけ汚れるという事例になります
↑2020年製の乾燥機能のないビートウォッシュです。当店の場合、このビートウォッシュは一般の洗濯機と同じ構造ですので代金も普通の洗濯機クリーニングの代金と同じです。分解組立に難しいところはありません
↑後方左右のロングボルトを外します。ミゾをナメる恐れがあるのでベッセル6角ソケットドライバーを使います。手前の操作盤パネルを外し内部の固定ビス5箇所外すと上部パネルを後方に立ち上げできます
↑パルセーターの中心のビスを外します。日立のパルセーターは掴みづらいのでCフックスクリューを軽くねじ込めば簡単に引き上げできます
↑奥の蛇腹ゴムダクトのスチールバンドを緩め縁をきり洗濯槽カバー周囲のビスも外します。このスチールバンドはものすごく固いです
↑洗濯槽の38㍉6角固定金具をハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。固定金具はとても固く締め付けられているので緩めるのにとても高い金属音がします。不安を持たれないよう事前にお客様に説明しておきます。締め付けの時も同じく高い金属音がします。遠慮気味に締め付けすると後で脱水槽ドラムが暴れ大変なことになりますので思い切り締め付けます
↑洗濯槽の汚れです。お客様も「1年でこんなに」と驚いていました。多く使用した洗剤の溶け切らなかった分が残りカビが増殖したものと考えられます
↑外したビスや金具。外した順番にビスケースに入れ紛失しないよう気をつけます
↑外した脱水槽ドラム。厳しい汚れは屋外でクリーニングします
↑パルセーター裏
↑クリーニング後の脱水槽ドラムです。ピカピカで気持ちいいです
↑パルセーターや洗濯槽のクリーニング後です。
【あとがき】
汚れがついた理由はおそらく洗剤を所定量以上使っているため溶けきらない洗剤にカビや水垢が付着したのではないかと想像できます。お客様は1日に3〜4回、洗濯機を回しているとのことでした。メーカーは洗濯機の標準耐用期間を3,000回と考えていますので1日一回使用したとして 3,000÷365≒8 8年使用するとどこか壊れてもおかしくないとなります。今日のお客様は1日三回使用したとすると3,000÷(365×3)≒2.7となります