📖店長ブログ
中央市のご家庭で2015年製の日立ビートウォッシュBW-10XTVと日立お掃除機能付きエアコンRAS-S22X、三菱お掃除機能付きエアコンMSZ-ZW508Sを分解クリーニングさせていただきました。今日はとても暑く9時~17時の休憩なし作業は少しバテました。
ビートウォッシュのクリーニングをご検討されているお客様や乾燥機能付きビートウォッシュのクリーニング作業に慣れていない業者さんの参考になればと思います。
↑型式 日立ビートウォッシュ 2015年製 BW-D10XTV 洗濯容量10kg
↑分解開始 止水し電源プラグ、アース、給水ホースを外します。最初にパルセーター(かくはん翼)を外します。パルセーターが外れないとその先の分解が出来ないので作業の最初にしています。
↑パルセーター固定金具 キャップをとりナットとワッシャー2個外しパルセーターを抜き出します。
↑パルセーターを外しました。パルセーターの下にもワッシャーが1個あります。脱水槽底のプラスチックに軸を中心として4方向にクラックが入っていました。奥様にお話しすると乾燥機能をよく使うとのことですので標準的な家庭の倍以上の使用頻度だと思われクラックが入った原因と推測します。
パルセーターは脱水槽の外に抜き出しました。少し窮屈ですが脱水槽の上部バランサーの2箇所の窪みに合わせて抜くとギリギリ抜き出せます。
↑パルセーター裏側 強い汚れはありませんでした。
↑上部パネル後方左右の固定ボルトを7㍉6角レンチドライバーで緩め外します。この洗濯機は後方左右の固定ボルトは深い穴の中ではなくパネルの上に頭が出ていますので7㍉6角Tレンチでも大丈夫です。
♯2プラスドライバーだとミゾを舐めてしまう恐れがあるので6角レンチがお勧めです。
↑外した7㍉6角ボルトと6角レンチドライバー
↑上部パネルの手前左右のビスを外すために 洗剤ケース手前のパネルを外します。この小さなパネルは溝が2箇所あり細いマイナスドライバーやケレンなどを差し込むと簡単に外れます。
左端の穴の中に固定ビスが1本あります。つづいて写真に写っているビスをとり 操作パネルを左にスライドさせると操作パネルが取れ隠れていた右端にある固定ビスを1本を取ることができます。
↑操作パネルを外しました。
↑乾燥フィルターケース奥に隠れているビス2本取ります。
↑フロントパネル下のR形パネルを外しビス3本とるとフロントパネルが取れます。
↑フロントパネルをとりました。右端のパネルの裏にある配線コネクターの束(ビニール袋で包まれています)を外し上部パネルと縁を切ります。
↑上部パネルを外しました。オレンジ色の洗剤ケースの周囲の爪を解除すると上部パネルと縁が切れます(爪にマイナスドライバーやケレンを差し込んで外します)
オレンジ色の洗剤ケースの下にある蛇腹ゴムダクトと縁を切るとき上側のスチールクリップを緩めてはずします。間違って内蓋側を外してしまうと接着剤で止めないと簡単に外れて水漏れします(私は過去に一度、下側を外してしまい接着剤をつけずに差し込んだだけにしたらすぐ外れて水漏れさせたことがあります)
↑乾燥ユニットを分解します。固定ビス、配線のコネクター、パイプ、蛇腹ゴムダクトなどを外します。コネクターやパイプは組み立てるときに間違えないようにマーキングしたり写真を撮っておきます。コネクターは差し間違えると基盤が壊れて高額な修理費となりますので気をつけましょう。
パイプや蛇腹ゴムダクトなど外すものが多く 狭い奥の方にあるので 着脱のとき洗濯機の鋼板の端部で手のひらや指先を切ってしまうことがあるので分解クリーニング作業するひとはその注意も必要です。私はよく出血します。
↑ユニットを外したら残った乾燥機を外します。乾燥機能をよくお使いのためか綿埃がたくさん付着していました。
↑分解したパーツです。外したビス、ボルト、ナット、ワッシャーなどは仕切りケースに分解順に入れ メモもつけると組立するときスムーズです。
↑脱水槽カバー兼内蓋の周囲のビスやアースを外し脱水槽カバー兼内蓋を外しました。
↑脱水槽固定金具外し この洗濯機のフランジナットは44㍉と特殊なので44㍉用アダプター(トクナハズシという名前で日立の特約店で購入できます)を取り付けてからハンマーレスフランジナット回しで緩め外します。
↑ハンマーレスフランジナット回し 44㍉アダプターの上にハンマーレスフランジナット回しを取付して外します。着脱のとき高い金属音がするので事前にお客様に説明をしておきます。
組立の時はかなり強く締め付けしないとクリーニング後の動作確認で脱水槽ドラムが大きくブレて異音がします。私は過去に一度 締め付けを少し遠慮してしまい組立後の動作確認で洗濯機自体が暴れてしまったことがあります。固定する時、遠慮せず思いっきり締めましょう。
↑ギヤプーラー 脱水槽の軸が洗剤などで固着していて手で引き上がらないので専用工具(ギヤプーラー2本爪)を使い引き上げました。
↑洗濯槽 洗剤カス、水垢、カビなどでヌメリがあります。
↑脱水槽底裏側 洗剤カス、水垢、カビなどが付着しています。
↑脱水槽側面の汚れ 水垢や洗剤カスが付着しくすんでいます。
↑脱水槽内側底の汚れ
↑洗浄後です。 屋外で洗剤、ブラシでクリーニングし高圧洗浄機で細部を洗浄しました。
↑各パーツの洗浄後
↑脱水槽底裏側の洗浄後
↑洗濯槽の洗浄後です。
↑組立・動作確認 作業時間4時間でした。
【あとがき】乾燥機能付きのビートウォッシュ4時間のあとお掃除機能付きエアコン2台で4時間の合計8時間の作業は 久しぶりに「疲れたぁー」という感じです。やはり体力的に衰えているのでしょう。
私は普段、作業写真をiPadで撮っています。作業後にお客様に説明しながらお見せしています。今日もお客様に喜んでいただき何よりです。
各種エアコンクリーニング、洗濯機クリーニングのご用命はシャインクリーンにどうぞ。感動と満足をしていただけるような仕事を心がけ 暮らしを快適にするサービスをご提供します。ありがとうございました。