📖店長ブログ
2021年5月20日、甲府市のご家庭で2017年製 日立のビートウォッシュBW-V80Aを分解クリーニングさせていただきました。時々、市販の洗濯槽クリーナーを使っても洗濯物に黒いカスが付着して困っている奥様からのご依頼です。
↑脱衣所が少し狭くて洗濯パンから完全に出して水平に置けませんでした。水平を保つように台を置き 半分洗濯パンに掛かって作業しました。
↑型式 日立ビートウォッシュBW-V80A 2017年製 洗濯容量8.0kG
↑パルセーター 動作確認後、止水し電源プラグ、給水ホースを外します。洗濯機クリーニングで最初に分解するのはパルセーター(かくはん翼)です。中心のビスは固着していてドライバーでは回らず電動ドライバーを使い緩め外しました。
ビートウォッシュのパルセーターは掴むところがないのでそのままだと滑って引き揚げできません。私は対角の穴に2箇所Cフックスクリューネジを軽くねじ込み そこに指を引っ掛け楽々引き揚げしています。
↑パルセーターの裏側 水垢やカビが全体に付着しています。
↑上部パネル外し 脱水槽ドラムを抜き出すため上部パネルを後方に立ち上げる必要があります。後方左右の隠しボルトを緩め外します。ビートウォッシュの7㍉6角ボルトは穴のかなり深い位置に締めつけてあります。その上、溝が浅く切ってあるのでプラスドライバーを使うとなめてしまい外せなくなる恐れが高いです。
↑7㍉6角ボルトと6角レンチ 7㍉用6角レンチを使うと楽に7㍉6角ボルトを緩め外せます。
↑操作パネル 隠しビスをとって操作パネルを外し 中のビス5箇所とれば上部パネルを後方に立ち上げできます。
↑上部パネルを立ち上げしました。写真のピントが合っていません。閉まらぬように特殊支持ステーで固定します。奥の蛇腹ゴムダクトのスチールバンドを緩め外し脱水槽カバー周囲のビス6箇所とり外します。
↑脱水槽ドラムの固定金具外し 38mmの6角金具を特殊工具(ハンマーレスフランジナット回し)で緩め外します。外す時とつける時にとても大きな打音がするので事前にお客様にご説明しました。
↑脱水槽引き揚げ 脱水槽ドラムの軸が洗剤や汚れで固着していて手で引き揚げできなかっため専用工具(ギヤプーラー3本爪)を使い引き揚げしました。写真を撮り忘れましたのでクリーニングしたあとの脱水槽で撮影しました。
↑脱水槽ドラム内側の汚れ 脱水槽全体が汚れています。
↑洗濯槽 脱水槽ドラムを外すと洗濯槽が現れます。カビ、水垢、洗剤カス、繊維クズなどでぬめっています。
↑脱水槽 脱水槽ドラムの側面です。特にバランスリングのところが茶色く汚れています。水位がこの位置まで届かないので汚れが付着し易い所です。
↑洗濯槽の裏底 カビ、水垢、洗剤カスなどが強く付着しています。
クリーニング後はこちら⇩
↑パルセーター洗浄後 屋外で洗浄しとてもキレイに。
↑脱水槽カバーの洗浄後 内側に付着していた汚れもとれスッキリ。
↑糸くずフィルター、柔軟剤投入ケースもキレイに。
↑脱水槽の洗浄後 ステンレスの輝きが戻りピカピカに。
↑脱水槽裏底のクリーニング後 洗剤、ブラシ、高圧洗浄機を使い汚れを除去しました。
↑脱水槽内側の洗浄後
↑洗濯槽の洗浄後 ヌメリが除去されとてもキレイに。
↑洗濯パンの洗浄前 洗濯パンや排水口はこのような状況でした。
↑洗濯パンの洗浄後 ご覧のようになりました。
↑組立・動作確認 元のように組立し動作もOK。作業時間は予定通り2時間30分でした。
【あとがき】
多くの洗濯機をクリーニングしていますがどこのご家庭の洗濯機も今日クリーニングさせていただいたお客様の洗濯機と同じ状況です。市販の洗濯槽クリーナーでは汚れは完全に除去できませんし 某大手ハウスクリーニングフランチャイズが行っている側面だけ電動ブラシで擦る「除菌クリーニング」もここまでキレイになりません。エアコンと同じように洗濯機も定期的な分解クリーニングをお勧めします。
洗濯機クリーニングほか各種ハウスクリーニングのご依頼はシャインクリーンにどうぞ。感動と満足をしていただけるような仕事を心がけ 暮らしを快適にするサービスをご提供します。ありがとうございました。
明日は山宮町で特殊換気扇(ハイキエース)と浴室そしてフローリングの洗浄ワックスを予定しています。