📖店長ブログ
2021年3月10日、甲府市で2015年製の日立ビートウォッシュBW-D10WVを分解クリーニングさせていただきました。
3月3日に分解クリーニングしたビートウォッシュBW-D11XWVと似ていますが少し構造が異なりBW-D10WVの方が簡単でした。
↑ガラストップの高級感溢れる仕様の洗濯機です。洗濯容量10kgのとても大きいものです。
↑分解開始はパルセーターから 真ん中のビスとギザワッシャーをとり パルセーターを外します。パルセーターは手だと滑って持ち上がらないのでCフックスクリューネジを対角に軽くねじ込み そこに指を引っ掛けて外します。
パルセーターは同じ日立でも機種により大きさ、羽根の形状、色、固定ビスなどが異なっています。
なお、内蓋はお客様がプラスチックの軸受けを欠いてしまっていたので最初に外しました。
↑上部パネルを外すため穴の深い位置にある7㍉6角固定ネジを緩め外します。日立はネジ頭のミゾが浅いのに加え 固く締まっていることが多くドライバーではナメテしまう恐れがあります。そのため7㍉用の6角Tレンチか6角ソケットドライバーを使っています。
ビートウォッシュは全機種この7㍉6角ネジの形状は同じですが 6角ネジが入っている穴の径が異なります。洗濯容量の大きいものは上記写真のように7㍉Tレンチが穴に入りますがもう少し小さい洗濯容量のものだと7㍉Tレンチのヘッドが穴に入りません。その時は7㍉6角ソケットドライバーを使います。
↑Tレンチと6角ネジ とても長い7㍉6角ネジが4箇所に固定されています。Tレンチまたは6角ソケットドライバーを使います。
ビートウォッシュの分解クリーニングの場合、+ドライバーだけしか持っていないと 6角ネジ頭をナメテしまったときそこから分解が出来ず作業中止になってしまいます。業者の皆さんは気をつけましょう。
↑操作パネルを外し 固定ネジとコネクターを外します。
↑上部パネルを外しました。電装ユニットやコネクター、乾燥機、蛇腹ゴムダクトなどを外します。
↑内蓋と脱水槽カバーを外しました。 カビやホコリ、洗剤カスなどでベタベタしています。
↑脱水槽外し ハンマーレスフランジナット回しで固定金具を緩めて外します。
叩く時にとても高い金属音がするのでその旨 お客様にお伝えしてから作業に入りました。
↑脱水槽引き揚げ 軸が固着しているため手で持ち上がらないのでギヤプーラー3本爪を使いプルアップしています。
↑洗濯槽 脱水槽ドラムが外れました。洗濯槽は予想より汚れは少なかったです。
↑脱水槽ドラム 洗剤カスや水垢が強く付着しています。これが洗濯中に剥がれ 洗濯物に黒いカスとして付着しています。
洗浄後はこちら⇩
↑脱水槽底 洗浄後
↑各パーツの洗浄後
↑洗濯槽の洗浄後
↑組立・動作確認 分解したパーツを元のように組み上げてから電源を入れ動作確認します。今日もOKでした。作業時間は3時間15分でした。
【あとがき】今日の乾燥機能付きビートウォッシュは フロントパネルを外すタイプの乾燥機能付きビートウォッシュに比べ 外す配線やコネクター、パーツが少なく分解組立は易しいものでした。
縦型洗濯機クリーニング、エアコンクリーニングのご用命はシャインクリーンにどうぞ。感動と満足をしていただけるような仕事を心がけ 暮らしを快適にするサービスをご提供します。ありがとうございました😊