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📖店長ブログ

2021-03-04 09:17:00

2021年3月3日、北杜市のご家庭で2016年製 日立の乾燥機能付き洗濯機ビートウォッシュBW-D11XWVを分解クリーニングさせていただきました。

 

 

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 ↑ガラストップの高級感あるスタイリッシュな洗濯機です。

 

 

 

 

 

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↑動作確認後 分解開始

作業場所に防水シートを敷きます。止水し給水ホース、電源プラグ、アース、排水ホースなどを外します。作業しやすいように洗濯機を持ち上げ壁から少し離します。この洗濯機は大型なのでとても重く65kgもあります。

本体の分解はまず最初に渦を作るパルセーター(かくはん翼)を外します。

 

 

 

 

 

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↑型式 

BW-D11XWV  2016年製 洗濯容量11kgの大型です。

 

 

 

 

 

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↑パルセーター(かくはん翼)

ビートウォッシュのパルセーターはキャップと固定金具を外したあと手で引き揚げようとしても引っかかりがなく滑ってしまいます。なかなか持ち上がらずに苦労する業者さんがいるらしいです。。Cフックスクリューネジを対角に軽くねじ込んでそこに指を引っ掛ければ簡単に持ち上がるんです。

 

 

 

 

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↑パルセーター固定金具  

容量の小さな洗濯機のパルセーターは小さいネジとギザワッシャーだけで固定していることが多いですが大型のビートウォッシュはキャップ、ナット、ワッシャーが使われています。一番右にあるのがパルセーターの裏側にあるワッシャーです。

 

 

 

 

 

 

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↑パルセーター裏の汚れ 

大型のビートウォッシュのパルセーターの直径は脱水槽ドラムの上部バランスリングより大きいのでドラムの外に出せません。脱水槽ドラムと一緒に屋外で高圧洗浄します。

 

 

 

 

 

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↑フロントパネル下の異物トラップがあるR形状パネルを外しフロントパネルをとります。

 

 

 

 

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↑一番下にある固定ビス3箇所外し フロントパネルをとります。

 

 

 

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↑フロント右内側にあるコネクターの束の入った袋を開けてコネクターを3箇所外します。

 

 

 

 

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↑このカバーを外すのが分かりづらいですが洗剤投入口手前にある小さいカバーを開けます(プラスチックの爪で嵌まっていますので破損させないようにプラスチックケレンで慎重にこじ開けます)     隠しビスをとると操作パネルを左にスライドさせ外すことができます。

 

 

 

 

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↑操作パネルをずらして上部パネルを固定している6角ボルトや後方の6角ボルト、乾燥フィルター奥に隠れているビスをとります。オレンジ色の洗剤ケースや蛇腹ゴムダクト、上部パネル右側内部のコネクターなどを外すと上部パネルを外すことができます。

日立の7㍉6角ボルトのミゾは浅く切ってあるので 7㍉6角レンチを使った方が賢明です。

 

 

 

 

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↑上部パネルを外し終えると奥に電装ユニットが現れます。

コネクター、パイプ、蛇腹ゴムダクト、水位センサー、乾燥ユニットなどを外します。各コネクターは指し間違えたままクリーニング後に組立し動作確認してしまうと基盤が壊れます。間違わないようナンバリングやマーキングをしておきます。

 

 

 

 

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↑右側奥のコネクター 黒い袋に入ったコネクターの束を外します。

 

 

 

 

 

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↑乾燥ユニットやアースなどを外します。

 

 

 

 

 

 

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↑ここまでくるとひと安心です。内蓋と脱水槽カバー周囲のビスを外すと内蓋と脱水槽カバーが外せます。

左手前の蛇腹ゴムダクトはオレンジ色の洗剤ケースに繋がっているものですが上のスチールバンドを緩めてオレンジ色の洗剤ケースと分離させます。内蓋側を外してしまうと後で作業事故が必ず起こります。ミゾに嵌めただけでは脱水槽が動き始めると簡単に外れてしまい水漏れしてしまいます。間違って外してしまったら強力な接着剤でとめる以外ありません。

 

 

 

 

 

 

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↑脱水槽外し    44mm径の6角ナットを緩めて外すため特殊工具(44mmアダプターとハンマーレスフランンジナット回し)を使います。とても大きな金属音がするので事前にお客様にご説明しておきました。

パルセーターが少し邪魔してハンマーレスフランジナット回しが叩きづらいです。

 

 

 

 

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↑脱水槽固定部材  特殊ナットと特殊ワッシャーです。

 

 

 

 

 

 

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↑洗濯槽の汚れ  脱水槽ドラムを抜き出すと洗濯槽はご覧のような汚れでした。

脱水槽ドラムは軸が洗剤や汚れで固着してることが多く 手で引き揚げできない時は 専用工具(ギヤプーラー)を使い抜き出します。この洗濯機もそうでした。

 

 

 

 

 

 

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↑ギヤプーラー2本爪

脱水槽の底の空間部と軸に引っ掛けて引き揚げします。

 

 

 

 

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↑脱水槽の汚れ カビ、水垢、洗剤カスなどで強く汚れています。この汚れが洗濯中に剥がれ洗濯物に付着してしまいます。

 

 

 

 

⇩クリーニング後はこちら

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↑洗濯槽のクリーニング後です。カビや洗剤カスのヌメリを除去しキレイになりました。

 

 

 

 

 

 

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脱水槽、パルセーターのクリーニング後   屋外で高圧洗浄してキレイに。

 

 

 

 

 

 

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↑組立・動作確認  元のように組立し動作確認してOKでした。作業時間は3時間30分でした。

 

 

 

【あとがき】

パルセーターが外に出せないタイプの場合、クリーニング後の組立のとき注意点があります。 パルセーターが少し邪魔してハンマーレスフランジナット回しが回しづらいです。かなり思い切って締め付けする必要があります。躊躇して締め付け不足だと高速回転する脱水槽が暴れて大きな振動が起こります。

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