📖店長ブログ
2021年2月21日、南巨摩郡富士川町のご家庭で2014年製 パナソニックの洗濯機NA-FW90S1を分解クリーニングさせていただきました。2年前にクリーニングさせていただいた洗濯機ですが分解すると水垢、洗剤カス、カビなどが強く付着していました。毎日使用する洗濯機ですのでどのご家庭の洗濯機も同じように汚れてしまいます。
↑動作確認後、止水し電源プラグやアース、給水管を外し分解開始です。
↑型式 パナソニック 2014年製 NA-FW90S1 洗濯容量9kg
↑底にある渦を作る回転翼(パルセーター)を最初にとります。
↑パルセーター裏側 洗剤カスや水垢が強く付着し汚れています。
↑脱水槽底
水垢、洗剤カス、カビなどが厳しく付着しています。
↑上部パネルの立ち上げ
脱水槽を抜き出すために上部パネルを後方に立ち上げします。両サイドと背面にある固定ビスを取り 内蓋に繋がっている蛇腹ゴムダクトを外すと立ち上がります。上部パネルが閉まらぬよう特注支持ステーで固定します。内蓋兼洗濯槽カバー周囲8本のビスをとれば内蓋兼洗濯槽カバーが外せます。
↑ゴムダクト
2箇所ともスチールバンドを緩め外します。左側の白いスティック(振れ防止装置)を折らないよう慎重に分解作業を進めます。
↑脱水槽外し
脱水槽を固定している38mm6角ナットをインパクトレンチで緩め脱水槽を抜き出します。この後、脱水槽の軸がきつく固着していて手で引き揚げ出来ませんでしたので専用工具(ギヤプーラー)を使い引き揚げました。
↑38mmナットを外すためのインパクトレンチと38mmナット回しです。
↑ギヤプーラー 2本爪と3本爪があります。
↑脱水槽ドラムを固定する金具
38mm6角ナットと特殊ワッシャーです。
↑洗濯槽内部
脱水槽を抜き出したあとの洗濯槽は 洗剤カス、水垢、カビ、繊維クズなどで厳しい汚れです。普段、この中で衣類を洗濯していたのが現実です。どこのご家庭の洗濯槽も同じ状況です。
↑脱水槽ドラムはご覧のような汚れでした。
↑脱水槽底裏側
細かい凹部に汚れが入り込んでいます。
⇩洗浄後はこちらです
↑脱水槽洗浄後
ステンレスのピカピカが戻りました。駐車スペースで洗剤とブラシと高圧洗浄機を使いキレイにしました。浴室の洗い場を借りて脱水槽ドラムやその他パーツをクリーニングする業者さんが多いですが当店は 屋外で作業しますので浴室を汚しません。
↑脱水槽裏側もキレイに。
↑パルセーター他パーツの洗浄後です。
↑洗濯槽洗浄後です。
↑組立・動作確認
脱水の途中で脱水槽がかなりブレて回転し大きな音が出ました。脱水槽を固定する6角ナットの締め付け不足だと推測されました。締め付けは緩めた時と同じインパクトレンチを使いましたが締め付けトルクが甘くガッチリ締め付けできていなかったと思われます。すぐに専用工具(ハンマーレスフランジナット回し)で再締め付けしOKでしたがお客様にご心配をおかけしてしまいました。
ハンマーレスフランジナット回し 鉄製なので叩くと大きな金属音がします。
【あとがき】
市販の洗濯槽クリーナーを使用していても洗濯槽や脱水槽に付着した汚れは完全にはとれません。洗濯槽や脱水槽に付着したカビや洗剤カスなどをそのままにしていると洗濯中に剥がれ 洗濯物についてしまいます。やはり2年程度ごとの定期的な分解クリーニングをお勧めします。
洗濯機クリーニング、エアコンクリーニングほか各種ハウスクリーニングなどのお見積もりおよびご用命はシャインクリーンにどうぞ。感動と満足をしていただけるような仕事を心がけ 暮らしを快適にするサービスをご提供します。ありがとうございました😊