📖店長ブログ
甲府市のご家庭で2020年製の日立ビートウォッシュBW-DX120Eを分解クリーニングしました。まだ3年の使用ですが分解すると 脱水槽や洗濯槽に厳しく汚れが付着していました。時々、市販の洗濯槽クリーナーを使うと黒いカスがたくさん浮いてくるとのお話でしたのでこれらの汚れが原因だと思われます
↑DXシリーズはガラストップのタッチパネル式でスタイリッシュに洗練されたカッコいい洗濯機です。手前に洗剤・柔軟剤自動投入タンクがあります。
↑型式 BW-DX120E 2020年製 洗濯容量12.0kgの縦型洗濯機で最大です
↑まずパルセーター(回転翼)を外します。裏側はカビ、水垢、洗剤カスなどが付着していました
↑上部パネルを外すため フロントパネル下のRパネルのところのビスを3箇所とり サイドボタンを押してフロントパネルを外しました(Rパネルはフロントパネルと一緒に外せます) 手前の洗剤自動投入ケース収納パネルを開け上部パネルを固定しているビス2箇所、洗濯機後方左右のロングボルト2箇所、乾燥フィルターケース奥のビス2箇所も外します
↑外したフロントパネル 下端はR形状になっています。初期の頃はRパネルとフロントパネルを分離し外した内側にフロントパネルの固定ビスが3箇所ありましたがDXシリーズはRパネルをフロントパネルと分離しなくてもフロントパネルとRパネルを外せます
↑上部パネルに繋がる配線のコネクター4箇所を外します。ビニール袋に入っています
↑オレンジ色の洗剤手動投入ケース周囲の爪や白い洗剤自動投入ケース周囲の爪をずらすと上部パネルをようやく外すことができます。奥の乾燥機や電機機器ユニットが現れました
↑奥にある電装機器や乾燥ヒーターなどの配線、コネクター、パイプなど外します。組立てる時に間違えないようにナンバリングや写真を撮っておきます
↑たくさんのコネクターや配線、蛇腹ゴムダクト、パイプなどを外し 黒いユニットを固定しているビス3本と乾燥ヒーター周りの長いボルト6本取って奥のユニットをごっそり外しました
↑乾燥フィルターケースの固定ビス3本外し 左奥のゴムダクト、手前オレンジ色の洗剤手動投入ケースのゴムダクトを取り 内蓋周囲のビス10箇所外すとようやく内蓋を外せます。もう少しです
↑脱水槽ドラムを固定している44㍉の6角ナットを専用工具(ハンマーレスフランジナット回しと44㍉アダプター)で緩め外します。とてもキツく締められているので着脱のときかなり高い金属音がします。この金属音にお客様が驚かないよう事前にご説明しておきました。
組立の時、この締め付けが甘いと 動作確認の際に脱水槽ドラムがブレて大きな異音がしますのでしっかり締めつけます
↑脱水槽ドラムが軸に固着していたので専用工具(ギアプーラー サイズ125)を使い抜き出しました
↑脱水槽ドラムの汚れ カビ、水垢、洗剤カスなどが全体に付着しています
↑脱水槽ドラム裏底 プラスチックの強度を高めるための凹凸に汚れが入り込んでいます。中心部は鉄製です
↑洗濯槽の汚れ 洗剤カスや水垢、カビなどでヌメリがあります
↑パルセーター裏のクリーニング後です
↑脱水槽ドラムのクリーニング後です。 ステンレスの輝きがピカピカです
↑脱水槽ドラム裏底のクリーニング後です。とてもキレイになりました
↑洗濯槽のクリーニング後です。ヌメリもなくなりました
【あとがき】
今日も38.5℃でとても暑かったです。甲府は4日連続35.0℃以上の猛暑日がつづいています。 先月、山梨市でこの機種と全く同じビートウォッシュをクリーニングしました。乾燥機能付きビートウォッシュなので普通の洗濯機より時間はかかりますが最上位機種のDXシリーズは上部パネルがより外しづらいので作業時間は4時間かかりました。各メーカーの開発者にはもっとメンテナンスを考慮した製品仕様にして欲しいと思います。分解クリーニングすることなどあまり考えていないのかもしれません
明日は南アルプス市でお掃除機能付きエアコンを3台クリーニングする予定です。ありがとうございました